柊舎《目指せ、1日1冊!》
★★★★★
●2月新刊●
奨励会でプロ棋士を目指す塚田は目覚めた。廃墟の島で異形の姿となった仲間ととともに…。
そこで生存をかけ闘うことを余儀なくされる。
◆今回はゲームを物語とした物。
突然ゲームの駒となって闘うことを強いられます。
そのゲームのバトルがメインです。
しかし、そのゲームのルールが最初から提示されているわけではありません。
取った駒を使えたり、成ったりというあたりは将棋似ている部分もあるけれど、それ以外は全く異なる物。
とちらかといえばボードゲームに近いのかな?
主人公もそのルールを手探りしつつ、闘っていくわけです。
そうやって徐々に明らかにされるルールや互いの戦術の読み合い…このあたりが読みどころだと思うのですが、主人公ほど頭の回転が良いわけではないので、かなり置いて行かれてしまいました。
それにバトルをうまく楽しめなく、ダークゾーンの外側にある物語も…ダークだしな…。
ちょっと読んでてツライ話しでした。
バトルを楽しめるかどうかで、評価が分かれるところかもしれません。