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The Universe of English

価格: ¥1,995
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東京大学出版会
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   本書は、東京大学教養学部の英語のテキストである。東京大学教養学部で英語の授業改革が断行された際、教師自ら統一教材を編むことになった。その結果、1993年に発刊されたのが本書である。

   第一の特徴は、「学生だったとき、英語の時間にこんな文章が読めたらよかったのに」と思える内容を厳選し掲載していることだ。教師の立場からではなく、最大多数の学生の関心を喚起する文章を幅広く集めたという。その結果、17世紀のオランダ絵画、右脳と左脳、知覚の歪み、バクテリアと酵素の闘い、エッフェル塔の美学、宇宙の膨張、貨幣経済の興隆など、バラエティと話題性に富んだ22点の内容が並んだ。中には、ケンブリッジ大学の入学案内も掲載されている。文体は標準的で、語数は1500語程度の文章を選んでいるので、辞書と首っ引きで解読する必要はなさそうだ。また、“ページの余白に教師の読み上げた訳文が機械的に速記される運命”からこの本を救うため、日本語のあらすじと詳しい注釈がつけられているのも大きな特色。しかも、見開きの左ページに文章、右ページに注釈を掲載するスタイルをとっているので、注釈をみるためにいちいちページをめくるうっとうしさがない。

   編集に当たっては、英語の本を一冊読みきる自信がない人でも気の向くまま英語に親しんでもらえる“超”教科書を目指したようだが、そのねらいは見事に達成されているといえる。高校生から社会人まで、幅広い層におすすめしたい。(清水英孝)

じっくりと英語を勉強するタイプの独学者には不向き ★★★☆☆
この本書は基本が教科書であることもあり、全体として編者も
書いているようにまとまっていない感が否めない。
英語の要求されるレベル、語彙だけでなく隠喩等も含め
かなり特殊なものがある。しかし、まとまっていないテーマの
ために読んだ後に「けっきょくなんだったんだろう」と
困惑というか、徒労感を感じることになると思われる。

このレベルの本を使いこなせる段階ならば、既に教科書的な
ものだけではなく実際の教本ではない英語をある程度読める筈
であり、洋書でまとまったテーマを探求する方が
こういった本に挑戦するよりは幾分楽で、定着しやすいため
力になる。

このThe Universe of Englishは、おおまかなテーマはあるものの
まとまっていないため、一つ読み終わるとまた何の手がかりもない
まっさらな状態からやりなおし、といったこの段階では
中々苦しい循環が待っている。

まさに本著が適しているという場合は
教師がこれを授業中使用することか、
もしくは具体的にこの本が役に立つ(大学受験で目的校に頻出
の単語が随所に入っている、など)場合である。

さらに問題なのは、本書で独学するということはある意味で
とても効率の悪い無駄な努力をしてしまう部分があり、
にもかかわらず、なぜか人に
「私は東大の教材を使いこなす英語の才能が
ありありと感じられる」と錯覚させてしまうことである。
(もしくは逆に劣等感を植え付ける可能性もある)

非常に特殊な教科書であり、ケースバイケースであるが
一般にすすめられる英語参考書ではない。
本シリーズはこのThe Universe of Englishを除けば
元が教科書ではないが、すべて同じポリシーによるので
大きな変わりはなく同様のことが言える。

購入のきっかけ ★★★★☆
私は今年大学に三次編入しようとしているのですが、その英語試験対策にこの本を選びました。この本は私が高校時代に家庭教師をしてもらっていた先生から推薦していただいたものであり、理科系の私にはぴったりだと思いました。
理科系で英語が好きな皆さん、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?きっともっと英語が好きになるとおもいますよw
TOEFL対策に最適 ★★★★★
この本は、普通に英語の実力向上のために購入したのですが予想以上の効果を上げられたと思います。本書にはたくさんの教養的文章が含まれTOEFLのリーディング対策に最適です。リーディングが苦手な人にはお勧めです。
英語で学ぶ知の最前線 ★★★★☆
この本は東京大学教養課程の英語の教材であるが、それだけに用途を限定するにはもったいない本だと思う。内容は言語論や経済から宇宙、ひいては人間の脳に至るまで多岐にわたる。この本を読むことにより私はそのような知の最前線に触れられたのだが、加えて言葉というのは結局情報の取得、交換の媒体に過ぎず、それを会得しても活用できなければ無用の長物であるということを痛感した。英語教育が盛んに行われている昨今、どれだけの人が本当の意味でそのことを理解しているだろうか。英語を学ぶ為に読むのではなく英語で学ぶ為に読むという経験をできる本書は、大学生はもちろん受験生や社会人など英語に接する、または接しようとしている人ならば誰でも読む価値がある。そして必ずや知的好奇心を刺激して!くれるだろうと確信している。