文化人類学入門 (中公新書 (560)) - インターネットデパート

文化人類学について全く知らない人の独学に向いている本 ★★★★★

文化人類学について、まったく知らない私のような者にとっては、とてもわかりやすい良い本であるように思えた。ただ、初版が1979年発行、増補改訂版でも1990年発行であるため、古い事は否めない。参考文献は、新しくても1980年代の書籍であるし、文化人類学の最新の議論や知見を知るというのには向かないだろう。

しかしながら、学問では温故知新というのは大切である。初学者が最初から最新の著作を読んだりするよりも、この本で基礎知識として昔の状況を知っておく方が為になるように思う。

私は全く文化人類学についての知識を持って無かったが、楽しく読む事が出来た。そして、文化人類学に対しての興味を深める事が出来た。
この本を読んで良かったと思う。

あまりにも旧すぎる ★★☆☆☆

一見、手ごろの価格で手に取りやすい入門書ふうな本ではあるが、20年前だったら…という感じであるのが否めない。祖父江氏は文化人類学の元・大家ではあるが、これから勉強しようとする人にとってはあまりためにならないかもしれない。過去のことを知るうえで時間に余裕がある人は読んでも差し支えないと思う。ちなみに巻末の文献リストも当然であるが”旧い！”既に絶版になっているものさえある。

一般の教養として読みたい人にも良い。 ★★★★★

２０年近く前に購入し、数回読み返した。人に貸して好評だったことも数回ある。いわゆる入門書で、これ一冊で現代の文化人類学の最前線までカバーするのは無理だろう。しかし、参考文献も詳しく、この後さらに知識を深めたい人の助けになることは確かだ。人間の文化、社会とは何か考えたいという一般の人も楽しめる内容で、平易でわかりやすい書き方なので、すぐ引き込まれ、先へ先へと読んでしまう。図や写真もあり理解を助けてくれる。

少々期待はずれでした。 ★★☆☆☆