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文化人類学への招待 (岩波新書)

価格: ¥798
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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「学問の春」と読み比べてみたが・・。 ★★★☆☆
本書は、5回にわたって多摩市で行われた市民講座での講演を編修して1982年に出版された。
28年前の本書を読んでみて、「学問の春」には、微妙な進化?とも思える部分が多く読み取れることに気がついた。
巻末で、山口先生からの要請に応えて、演壇に立って話した大江健三郎氏が話したことが印象に残った。
大江さんは、この5回にわたる講演を全部聴講しに来たからからだと思うが、巻末での氏の感想が的を得た話となっている。
”かれ自身の学問の総体にわたる講座をやっていただければ、私のいう「山口昌男の全体像」が、生きいきとした大きい仕事として実現するのではないかと考えるのです。”と話していたが、最近読んだ「学問の春」などが、大江さんが期待した、仕事の一部をなしているのではないだろうか。