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popeye物語―1976~1981

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新潮社
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本文には書かなかったけど、東海林さだお恐るべし! ★★★★☆
 ツア・コンをやめた石川次郎が、当時平凡パンチ編集長の清水達夫を訪ね、「今すぐ、一階の総務部に行って入社手続きをしなさい。いくら給料が欲しいのかも、はっきり言うように......」って言われたってエピソードなどを読むと、羨ましいと思うのと同時に、会社ってのは生き物だなって思う。アンアン、パンチ、ポパイっていう社会を動かす雑誌を立て続けに生み出した当時の平凡出版の勢いが感じられるもん。その後、マガジンハウスになって、アドバトリアルなんて言葉を電通と作って、石川次郎は「トゥナイト」に拾われて、なんて行く末は誰一人想像できなかったわけだし、確かに“モノ”にフォーカスしたポパイなんて雑誌は、広告と紙一重、スレスレのところで成り立ってた雑誌なんだよ。“独断と偏見”っていう、センス勝負のある種裏付けのない自信、あるいはハッタリがなきゃ面白いものなんか出来ないわけでさ。同じようにモノと情報が誌面を埋めていたとしても、それがヌシとか代理店に主体を奪われたスペースだとしたら、そりゃ似て非なるものだって!まぁ、最初はその比率が1:9位だったのが、いまや0:10じゃないっすか?読むほうも記事=広告でまったく問題なしって思ってる、あるいは一編集者、一ライターの主観よりは客観的な情報を得たいと思っている、まぁ、マガハのあとに雑誌業界を席巻したのって、実はリクルートだしね。
 もとい、私は学生時代、アンチポパイっていうか、西海岸だのスケボーだのサーフィンだのUCLAだのにはほとんど積極的な興味のない、どっちかっていうとアンチ米国な人だったんだけど、あの勢いは認めないわけにはいかないよね。メジャーあってのマイナーだしね。今みたいにすべてフラットってのもつまんねぇなぁ、とこの本読んであらためて思いました。もう、あんな時代は戻ってきやしないけどね、経済や社会が進化論であるならね。
面白く読みました ★★★☆☆
日本にサブカルチャーやスポーツ最新情報を紹介した先導役であり、一方で「アメリカン・トラッド」のなんたるかを普及させた雑誌「ポパイ」の裏話集。

文章は流れるように読める名文ですが、熱心な読者だった私としては、見開きで写真と文章が満載されているポパイスタイルのポップでカラフルでおしゃれな構成を期待していたので、少々残念でした。

過去の成功体験の自慢に少々走っているところもポパイらしくないなと感じましたが、雑誌「ポパイ」の舞台裏を知る事の出来る楽しい本だと思います。
ここまで刺激的で良いのでしょうか? ★★★★★
雑誌ポパイの 創刊 編集 記事にかかわった出版裏話 猛者たちの宴です。

しかし ここまで話しても良いのかな?

包み隠した時代に送る、時代の仕掛け人たちの本音 俺はこれにだまされたのか!!!

by ロッコとその兄弟