下巻では、データパスと制御、パイプライン、記憶階層、周辺
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大学でコンピュータを教えるのならこの本が最初がよいかもしれない。
第1章では、すごく幅広く、パソコンから車載の者まで利用の幅があることを紹介している。そういう初歩的な事項から始めて、CPU性能まで上巻で記載している。
各項目ごとの演習問題と、「誤信と落とし穴」というはまりそうな罠について示しているのは有り難い。
情報理論、電気理論のどちらかしか勉強していいない人だと、時々誤信や落とし穴にはまりこんでいることがある。
下巻では、データパスと制御、パイプライン、記憶階層、周辺について書いている。
CPUの例としては、MIPSとIA-32の両方を記載しているので、どちらかしか知らない人にとって、すごく勉強になる。
ps.
5.6 例外の項で、MIPSでは例外、INTELでは割り込みと呼んでいるものを、
内部要因を例外、外部要因を割り込みと呼ぶと分かり易そうな雰囲気の記載があった。
ps2.
80286で追加された保護機能の大部分は使われていないとのこと。私は80286の使われていない機能の説明で、保護機能が嫌いになったので、少し安心しています。
この用語の使い方を自分ではするようにしている。
すごく細かなことですが、