乙女の感覚で京都の魅力を捉えなおしてみると・・・・
★★★★☆
京都は本当に女性に愛されている街だと思います。典型的な日本の伝統的な美意識が今も脈々と生活の中に息づいていることがより愛される理由の一つになっています。
本書は、そんな京都の良さを「乙女」の視線という切り口で浮かび上がらせ、美しい写真と優しさが伝わってくるような文章で綴られたものです。筆者の甲斐みのりさんは生粋の京都人ではなく、大阪芸術大学を卒業後、京都で雑貨ブランドLouleを立ち上げ、数年間それに関わり、左京区で生活をされたことから京都が大好きになったという経歴の方です。
感性豊かな目線で京都の雑貨やお店を眺めてみると全く違った光景が広がる、といった編集がなされています。友人と2人でたどる「京都乙女旅」は、女性の好きな京都がふんだんに盛り込まれていました。旅館選びから喫茶店まで、他の都市にはない京都の良さが感じられるところが盛り込まれています。このような旅の一つの雛型のように感じ取りました。
内容は以下の通りです。
第1章 2泊3日京都乙女旅
第2章 京都乙女カタログ(お菓子帖、食べもの、飲みもの帖、和のおしゃれ帖、おしゃれ帖、お嫁入りの道具帖、文房具帖、日用品帖、香りと灯り帖、お守り帖)
第3章 京都乙女便り
木村衣有子(文筆家)/シンプルな京都のコスメ
近代ナリコ(ミニコミ誌『modern juice』編集人)/思い出の京都
堀部篤史(恵文社一乗寺店店長)/非日常空間としての「乙女京都」
能邨陽子(恵文社一乗寺店店員)/京都乙女旅の友
矢部幾子・山根紀美子(喫茶サワレ ウェイトレス)/乙女のお菓子
藤森出雲(祇園にしむら勤務)/手づくり京都ガイドブック
地図があれば、もっとよし
★★★★☆
大変かわいらしい本でとても気に入っています。
この著者の「乙女の東京」の時は何とも思わなかったのですが、
今回の「乙女の京都」で感じたのは、
地図がない、ということです。
東京は分かるので地図がなくても
住所などで大体分かるのですが、
京都は個人的に私が不案内なこともあり、
地図があればもっとよかったのになぁ、というのが
感想です。
しかし、巻末に住所などの情報が載っているのでそこから
ネットで地図などを探すことは可能です。
ステキな本です
★★★★★
タイトルにひかれて購入してみました。
ほんとに、乙女チックな京都内容で見ているだけで、女に生まれて幸せ。。と思ってしまいました。お土産から観光スポットまで、乙女チックです。表紙もステキ!!