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菊次郎とさき (新潮文庫)

価格: ¥340
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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共感出来る「親子」論 ★★★★★
僕は未だに反抗期な大学生ですが、親と喧嘩する度に読んでいます。読み終わるころには、「なんか、悪かったなぁ、言い過ぎたかな」なんて思ってしまっています。そこら辺がさすが世界の武!

干渉的な母親、さき。
情けない父親、菊次郎。
どこにでもいそうな両親。

うちの家庭もこのまんまで何も分からないのに干渉しすぎの母親はウザイ!し、単純で短気なくせに怒れない、情けない父親にもイライラ!してしまいます。

でもこの本を読むと、不思議とこういう腹がたつ性格が愛おしくなるんですね。何だか温かい気持ちにさせられちゃいます。家族っていいな、なんてベタに思ってしまいます。
それをまた、あの悪ガキのまんま大人になっちゃったみたいなたけしさんが言っているからいいんですね。優等生的じゃない、罵詈雑言交えながらも、愛がこもった文章だからココロに響きます。

親なんてムカつくっていう人、鈍器で殺しちゃう前に一度読んでみてください。
足立区発世界のたけし ★★★★★
この本を読むきっかけはいとこが彼の生まれ故郷の隣町に住んでいるからなんです。でも、読んでみると私の母と同い年で祖母の名前もたけしさん同様「さき」だったので同感できる部分がある。

これを読むと彼の家族の暖かさを感じます。お酒がないとダメだったペンキ職人の父菊次郎、教育熱心で末っ子のたけしさんが大スターになってもお金をせびっていたというさきさん、長兄の重一さんや飼っていた鶏を食べられてしまった姉安子さん、テレビでもおなじみ兄大氏とユニークなおかつ個性的な人たちです。

家が貧乏だったために勉強していい大学に入学し、いい会社に入るというさきさんの考えはある意味ナンセンスかもしれませんが、あの時代はそうしなければ行けない反面、そのひずみが現在になって出た。

彼の出身地梅島付近も大きなマンションやショッピングモールが完成し、下町情緒は消えつつある。

さきさんが亡くなった時にワイドショーのインタビューで号泣した話は有名ですが、毒舌キャラクターのイメージが強い彼ならではの本当の気持ちがあれだったのでは。

あとがきでの大氏の話がいい味出しています。

泣けてしまって、、、 ★★★★★
内容はテレビドラマとだいたい同じなのでわかっているのですが、、、
たけしさん口調の「おいらが」口調で読みはじめると、
あらためて心に響きます!
特に母親の「さきさん」の、たけし君への愛情は女として心に響いて、
何度読んでも涙が止まりません、、、
元気のない時は辛くて読めません、、、
それでもやっぱり読んでしまう、、、
感動の一冊です!
うれしい一冊 ★★★★★
 最愛の母、そして父についてビートたけしが描いたエッセイ集。なかでも「SAKI」は秀逸で、病床の母の見舞いと言う現在と子供の頃から近年までの母とのやりとりと言う過去を違和感なく描いていく。
 この人の文体は、こういうどちらかと言えば感情に流されがちな作品でも、非常に静かなもので、いつでも胸がすうっとする。才能だろうがたいしたものである。
 兄、北野大があとがきを添える、うれしい一冊である。 
TAKESHIの思い出 ★★★★☆
ビートたけしさんのお母さん、お父さんの思い出を書いた作品。フィクションの形を取っていますが、ほぼ自伝的なようです。たけしさん独特の照れのある書き方ですが、父や母のことを冷静にわかろうとしているところがこの人の凄いところだと思いました。大体2日で読みました。