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卒業

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新潮社
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涙、涙、涙 ★★★★★
流星ワゴン、送り火をよんで重松清さんの作品が大好きになりました。家族の話を書く作家で重松清さんを上回る作家さんの本にまだ出会ったことがありません。重松さんの作品に出てくる登場人物達はヒーローでもなく、正義の味方でも悪者でもないごく普通の日常を生きてる・・・だからこその弱み、優しさ、強さが垣間見ることができます。家族とは、家族の在り方とはいろいろ考えさせられますが、最後に見える希望が哀しみを払拭してくれます。色んな世代の人に読んでほしい作品です!
「あおげば尊し」が特にいい ★★★★★
 四篇ある中で、特に「あおげば尊し」がよかったと思います。
ついに死ぬしかなくなった主人公の父親と、死体を見るのが好きな教え子、
そこを、主人公がどう向き合っていくかが描かれています。
ラストがとてもいい。
死体を見るのが好きな少年が、死にゆく父親と接して成長? していく様子に、
心打たれました。
彼らのその後を知りたい。ついそう思ってしまいます。

「あおげば尊し」だけでなく、他の三篇でも、同じように楽しめました。
優しさを感じられるし、ちょっとシビアなところでも、どこか人情がある。
「人間らしさ」がよく描写された小説です。
文字を追っていくと同時に、頭の中で勝手に作品世界の情景や登場人物たちが浮かんでくる。
著者の生き生きとした描写に拍手です。

好きです ★★★★★
心に染みる作品です。

自分も先月父を亡くしました。

一緒に病院で看取った兄にも読ませたいと思って、この本をプレゼントしました。

こういう作家さんに出会えて本当に良かったです。

これからも素晴らしい作品を期待しています。
人生の中の「卒業」をテーマにした珠玉のエッセー ★★★★★
心が温かくなる4編の「卒業」をテーマにした短編集です。

本書では、あとがきで著者も語っているように学校を卒業する一般的な「卒業」の捕らえ方ではなく、「許す、許さない」の関係にある2者が年齢と共にお互い分かち合い、ある意味これまでの心のモヤモヤや悩みから脱することを「卒業」と捉えている。

4編は主人公は違えども共通のテーマが底にある。学生中にに卒業をする主人公もいれば、40歳を過ぎて卒業を迎えるものもいる。とても素敵な4編でした。
涙なしには、読めません。 ★★★★★
生と死、親子、家族。
重松さんの、いつもの世界が、一面に散りばめられている。
どの作品も、涙なしでは読めない。通勤の車内で何度眼を潤ませたことか。

珠玉の4作品を、是非ご堪能下さい。