インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

青い鳥

価格: ¥1,728
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: 新潮社
Amazon.co.jpで確認
多くの人に読んでほしい ★★★★★
村内先生の
「人間は大人になる前に下の名前でたくさん呼ばれなきゃいけないんだ。
下の名前で呼んでくれる人がそばにいなきゃいけないんだ」の言葉。
本当にそう思う。じわじわ胸にくる作品だ。
我が家では、自分が読んで良かったものは家族でまわす。
今は下の息子が読んでいる。
通学中の電車の中で読でいる感動やの息子はどうしてるのだろう?
静かに寄り添って、静かに去っていくヒーロー ★★★★★
中学生が主人公の短編集。
すべてに共通して出てくる重要な人物がムラウチ先生。
むしろ、ムラウチ先生が本当の主人公とも言える。

ムラウチ先生は、言葉をうまく喋れない。
どもるのだ。
正確な日本語では、吃音。
それも、結構、重症。
だからムラウチ先生は、話すことが凄く苦手。
そして、そんな先生だからこそ、一生懸命に話すことは、
本当に伝えたいこと、大切なこと。

子ども以上、大人未満の少年少女たちが、
ムラウチ先生と出会うことで大切な何かに気づいていく。
先生は決して押し付けない。
一生懸命に話すけれど、それをどう受け止めるかは子ども次第。

本当に、どこかにこんな先生がいてくれたら良いな。
そう思える、素敵で、ちょっとファンタジーな要素も感じる小説。

お勧めの一冊。
雨上がりの空みたいに ★★★★★
部屋にひとりでいたのをいいことに、読みながら、声を上げて泣いてしまった。

中学校で国語の非常勤講師をしている村内先生は、言葉がつまって滑らかに話せない。
だから、村内先生は大切なことしか言わない。
そして、先生は誰よりもすてきに笑う。まぶしいような、なつかしいような笑顔で。
何よりも、本当にそばにいてほしいとき、村内先生はかならずそこにいて、静かに寄り添ってくれる―

自分の弱さを隠さずに、傷つきながら生きている人はすてきだ。
かっこわるくても、自分の傷より、誰かの気持ちに寄り添うことに一生けんめいになれる人は、もっとすてき。
読みながら、村内先生に恋しそうになった。

わんわん泣きながら、過去の傷がやさしく癒されて、読み終えたあと、雨上がりの空みたいに心がさわやかに晴れ上がる、すばらしい小説。
誰かの温もり、優しさ ★★★★★
 誰とも話せない子、周囲になじめない子、いじめに加担したというしがらみから抜けられない子……、
さまざまな苦悩を抱えた中学生たち。
では苦悩から抜け出すにはどうしたらいいのか? この本は教えてくれます。
「話すのがうまくできないから、たいせつなことしかしゃべらない」村内先生、
そんな先生がそばにいるだけで、生徒たちは一歩前に踏み出します。
ずっとしがらみの中を立ち往生するばかりだった生徒が、です。
読んでいる側も、がんばろうという気になれます。

 ざっと読むとむなしくて寂しい物語集のように見えますが、最後のほうでどこか希望が持てる。
温かい作品集でした。

 世の中悩みから抜け出すための本やカウンセラーはたくさんあるのですが、
やっぱり、誰かの温もりや優しさがなければ誰も変われない。
単純で、一見するとあてにならないようなことですが、やっぱりこんなことが、
村内先生の言う「たいせつなこと」なのでしょうか。

 あらゆる意味で慰められ、考えさせられた本でした。
中学生のみならず、親や教師など人を育てるのにたずさわる人も読んでみるべきだと思います。
支え ★★★★★
私が一番始めに出会った重松ワールドは実はこの本ではありません。
『きみの友だち』
という小説です。
私はこの本と出逢い、人生が変わりました。
そして、本題のこの
『青い鳥』
が次に出逢った小説です。

[いじめって…なんだろう]

私の心の中に芽生えた疑問。
それを重松さんが教えてくださいました。
この本を読むと初心に戻れます。

重松ワールドに
『ばんざい ばんざい ばんざい』