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流星ワゴン

価格: ¥1,785
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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   主人公の永田一雄の前に、1台のワゴン車が止まったことからこの物語は始まる。ワゴン車には橋本義明・健太親子が乗っており、彼らはなぜか永田の抱えている問題をよく知っていた。

   永田の家庭は崩壊寸前。妻の美代子はテレクラで男と不倫を重ね、息子の広樹は中学受験に失敗し家庭内暴力をふるう。永田自身も会社からリストラされ、小遣いほしさに、ガンで余命いくばくもない父親を訪ねていくようになっていた。「死にたい」と漠然と考えていたとき、永田は橋本親子に出会ったのだ。橋本は彼に、自分たちは死者だと告げると、「たいせつな場所」へ連れて行くといった。そして、まるでタイムマシーンのように、永田を過去へといざなう。

   小説の設定は、冒頭から荒唐無稽である。幽霊がクルマを運転し、主人公たちと会話する。ワゴン車は過去と現在とを自由に往来できるし、死に際の父親が主人公と同年齢で登場し、ともに行動したりするのだ。

   過去にさかのぼるたびに、永田は美代子や広樹がつまづいてしまったきっかけを知ることになる。何とかしなければと思いながらも、2人にうまく救いの手を差し伸べられない永田。小説の非現実的な設定と比べて、永田と家族のすれ違いと衝突の様子は、いたくシビアで生々しい。

   永田は時空を越えて、苦しみながらも毅然と家族の問題解決に体当たりしていく。その結果はけっきょくのところ、家族が置かれた状況のささいな改善にとどまるだけでしかない。それでも死にたがっていた男は、その現実をしっかりと認識し生きていこうとする。「僕たちはここから始めるしかない」という言葉を胸に刻んで。(文月 達)

大西克巳レコメンド ★★★★★
重松清作品もだいたい好き。
HIKARIレコメンド ★★★★★
普段は8割りがたミステリーばかり読んでいる僕ですが、ミステリーとは程遠いこのファンタジックな長編小説に、完全にやられてしまいました。
家庭崩壊・リストラの憂き目にあった主人公が「もう死んじゃってもいいかなあ…」と思った夜、交通事故で死んだはずの親子がワゴンに乗って目の前に現れる。
そして、主人公を過去の分岐点へと連れて行ってくれる。
何度もギュッと心を掴まれます。彼と同じ人生ではないはずなのに。
また読みたくなって来た。
ハムちぽ堂 ★★★★★
友人に薦められて読みました。親子関係に悩み、いろいろ後悔ばかりしてきた私にとって、深く深く考えさせられる本でした。でもだからこそ、心にしみわたり、ラストでは涙が止まりませんでした。読み終わった後はとても心地よく、心がきれいになったような気がしました。.:*・°☆
どこでもドア ★★★★★
読みながら涙がぽろぽろ出て困りました。子供の不幸を願っているわけじゃないのに…。親子って難しいですね。
本屋 こようて ★★★★☆
「死んでもいいや」と思った時に出会った一組の父子と、自分と同い年の父親。過去に戻って人生の分岐点をやり直しながら、今まで気付かなかった父の意外な一面も目にして、少しづつ歩み寄って行きます。辛い部分も多いですが、感動の出来るお話です。
三知 ★★★★★
泣けますね~。
身近な話かも知れません。 あなたは霊の存在を信じますか?
レアルマジョリード ★★★★★
受験が終わった後に この本を読んでよかった。 受験直前の人はちょっと後にしたほうがいいかも です。
赤ワイン色のワゴン車が「死んでもいい」と思っていた38歳の父親の前に現れる。
子供の気持ちもわかるし、お父さんの気持ちもわかる。
今ぼくは受験を終えたばかりなので 受験の苦しさやつらさもわかる。 
最後はやばいくらいに泣いてしまいました。
TAKEZOU ★★★★☆
37歳・秋「死んでもいい」と思っていた。ある夜、不思議なワゴンに乗った。そして―自分と同い歳の父と出逢った。僕らは、友達になれるだろうか。
Green Gables ★★★☆☆
人生の中に、ここだって言う分岐点っていっぱいあるんだなぁって実感しました。いろんな言い訳をつけて気付かない振りをして過していると、とんでもない方向に進んでしまうことも・・・。一つ一つの事を大切に日々生きていきたいです。親子って何なんだろう?考えさせられました。
のほほん屋 ★★★★☆
「死んでもいい」と思っていた。リストラされ、妻とも子供とももうダメだった。そんなある夜、不思議なワゴンに乗った。そして―――自分と同い年の父親と出逢った。僕らは友達になれるだろうか?   人は誰でも後悔を背負って生きています。けれど、その結果を悔やむだけで何が悪かったのか分からりません・・。もしかしたら今、この瞬間、後悔をすることになる「大切な場所」かもしれません。今大きな後悔を背負っている人に是非読んで欲しいです。きっ何かが変わるはず・・・
こりゃええ堂 ★★★☆☆
久々に声をあげて泣いちまったね・・父と息子の関係って微妙で難しいんだろけど羨ましい!結局辛い状況を打破しようと思えば自分が変わる必要があるんだね・・
癒しの小部屋 ★★★★★
 死んじゃってもいいかなあ、もう。38歳、秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。
 私も「僕」と一緒にこのワゴンに乗り込み、私のたいせつな場所に連れて行ってもらいました。どうしようもなく落ちていた私に救いの手を差し伸べてくれました。
ショコラ堂 ★★★★★
”死んでもいいかな・・”妻はテレクラ遊び、息子は家庭内暴力と登校拒否。自分も無職。サイテーの現実から
逃げ出したかった38歳のカズの前にワゴンがとまる。やり直しのできない現実をやり直す旅に出て、チュウさん
ことカズの父(38歳)にであう。親子だからわからなかったことが、同い年になって通じるところがあるのが
おもしろかったです。
のんびりのほほん ★★★★★
家族のあり方について考えされられます。子どもがいない私ですが、もし子どもがいたら……。暗くなりがちな内容だけど、著者のあのテンポの良い語り口に笑わせられちゃったりもします。
もんた堂 ★★★★★
37歳・秋「死んでもいい」と思っていた。ある夜、不思議なワゴンに乗った。そして―自分と同い歳の父と出逢った。僕らは、友達になれるだろうか―――?
結局は何も変わらない。でもそこがいい!少しづつ、少しづつ変わってく。ほんのほんのちょこっとだけれど・・。


こりゃええ堂 ★★★★★
久々に声をあげて泣いちまったね・・父と息子の関係って微妙で難しいんだろけど羨ましい!結局辛い状況を打破しようと思えば自分が変わる必要があるんだね・・              06年・松竹にて映画化。
気まま堂 ★★★★★
最近1番泣いた作品です。
やまだ♂の本屋 ★★★★★
 未来が分からないからこそ、人は希望を持って前に進むことができる。進んだ先が幸せだとは限らないのだけれど・・・。幸せだったはずの主人公の家庭が少しずつ壊れていく様子がリアルに描かれている。過去に戻った主人公が未来を変えようと必死にもがく姿がとても切ない。しかし、決して悲しいだけの物語ではなく、登場人物達のやりとりを通じて、人の暖かさを感じることができた。非現実的な設定とリアルな感情の描写が絶妙に混ざり合っていてとてもいい感じ。感動に飢えている人にオススメの一冊。
がじまる堂 ★★★★★
親子愛をテーマとした作者重松清の代表作。 主人公「僕」こと「永田」38歳。妻の浮気、息子の引きこもり・家庭内暴力、そしてリストラ―。入院している父からもらった「御車代」でコンビニでおにぎりを買ってウイスキーを啜る。「死んでもいい」と思っていた。ある夜、死んだはずの「橋本さん親子」の乗る不思議なワインレッドのオデッセイに出会った。ワゴンに乗せられ、壊れるきっかけであった1年前の「僕」に戻る。そこには自分と同い年の父がいた―。「「チュウさん」と呼べや、わしら朋輩じゃけえ。」僕らは、友達になれるだろうか?過去にもどり、自分の運命を変える事は出来るのだろうか?  “勇気を与えられる読後感”と“究極の親子愛に接する感動”です。泣けます。 「本の雑誌」′02年間第1位。オススメです。  040814
ダキ書店 ★★★★★
まず、不思議な表紙と素敵なタイトルに惹かれました。あらすじを読んみてでもとてもおもしろそう!迷わず買った覚えがあります。長いにも関わらず、すらすらと読めました。誰に勧めても「おもしろい」と言われる自信がある本です。
こりゃええ堂 ★★★★★
久々に声をあげて泣いちまったね・・父と息子の関係って微妙で難しいんだろけど羨ましい!結局辛い状況を打破しようと思えば自分が変わる必要もあるんだね・・
☆素敵な本屋~山頂店~☆ ★★★★☆
重松さんの本はよくオジサンが書いたおじさんの本なんて言われたりしますけど。私は入り込めました。(そうですか、私オジサンなんですね。)内容は、もう死んでもいいやって思っていた38歳の男が突如現れたワゴンに乗り込むんです。そのワゴンには(ワインカラーのオデッセイ)運転手のお父さんと8歳の息子が一人。彼らは五年前に始めてのドライブで交通事故死してしまった親子なんです。そのワゴンで、男にとって、大切な人生の分かれ道であったところに連れて行ってあげるんですね。真実を知ったまま過去を過ごしていく男が未来を、自分を変えようと必死にがんばっていく…。2粒くらい涙が出ました。
好きな本並べ ★★★★☆
家族の大切さとか。人生の大切さとか。ワインレッドのオデッセイを見つけると流星ワゴンを今でも思い出します。
ばっくらの店 ★★★★☆
ある親子の不思議なワゴンに乗って人生の大事だった分岐点をのぞく旅。ちょっといいよ。
くもりのちはれ ★★★☆☆
死んでもいいと思っていたら不思議なワゴン車に乗せられて自分と同い年の父親に出会った。重松さんの作品はこれが初めてです。生きる意味、家族というかたち、きれいごとだけじゃ生きていけない・・「でも生きたい」と思うその気持ちがたいせつなのかなと思う一冊です。
ノンストップ書店 ★★★★★
独特の雰囲気をもったタイムスリップもの。重松さんらしいあたたかい何かが根底に流れていて、随所でジーンときます!過去そのものは変えようがなくても、見方を変えることで・・・
sper ★★★★★
最高でしたっ!いや、マジで。
こりゃええ堂 ★★★★★
久々に声をあげて泣いちまったね・・父と息子の関係って微妙で難しいんだろけど羨ましい!結局辛い状況を打破しようと思えば自分が変わる必要があるんだね・・
ガラガラ ブックシェルフ ★★★★★
「父親嫌い」の全ての「息子」へ、「息子」だった全ての「父」へ。読み終えた日、下戸の父を強引に誘い、二人で酒を飲みました。
でんぐり堂 ★★★★☆
妻と子に見捨てられた主人公にはその原因が分からなかった。彼は大切な場所に行くために不思議なワゴンに乗り込む。最後のシーンでは期待ほどの感動はなかったですが、面白かったです。
読倉庫 ★★★★★
「今夜、死んでしまいたい。」そう思った時、この本を思い出すだろうなぁ。。駅前で‘赤ワイン色のワゴン’を待ちたいわ。素敵でした・・この本、本当に本当に好きです。
ドーム*クニィギー ★★★★☆
重松清さんの作品初読み。よかったです。そうそう、これ、泣いたんだった。どの場面でしょう(笑)子どもの気持ちもわかる。親達の気持ちもわかる。わかる、なんて言ったら偉そう。でも本当に、微かな心情とかリンクできるのです。すごいなぁ重松清。家族こと、教育のこと。人生は過ちだらけだってこと。それでも慈しんでいたい。
バビデBOO ★★★★★
“あの日一日をやり直せたら”と思う日がない人などいるだろうか。過去の自分を振り返り、こうしていればよかった、ああしていればこうはならなかったかもしれない、と。起こってしまったことは変えられず、だからこそ過去に縛られ、身動きが取れず、未来を悲観し、期待などせず、否定する。…もうどうなってもいい。そんな時、カズはワイン色のオデッセイに乗った、橋本親子に出会う。同い年の父親に出会う。“大切な日”をくり返すことになる。変わらない現実。変えられない過去。…過去の自分を認め、妻を、息子を認めて、今を、精一杯生きる。遅くないのだ。――最後は、号泣(ちょっと言い過ぎ)。生きることに疲れたときは、これを読もう。泣こう。そして、また明日を迎えよう。
活字中毒薬局 ★★★★★
息子は中学受験の挫折とイジメで不登校&家庭内暴力、妻はテレクラ依存症、そして主人公はリストラにあい、憎んだ父は死の床にある、という救いのない家族。バック・トゥー・ザ・フューチャー日本版はとってもせつない物語です。物事にやりなおしはきかないんだからこそ、ひとつひとつのことにココロを込めていきたいと思いませんか。
あめふり書店 ★★★★★
これはよかった。両親に感謝したくなる一冊。否、毎日感謝してるけどね…なんて。
ざわざわ書房 ★★★★★
ちょっと弱い気持ちになると「人生の中であと何ができるかなぁ」なんて考えちゃう。でもまだ平均寿命の半分も生きてない。まぁ相対論は本当は意味がない。自分のこっきりの生に平均などないから。それに時と経験を重ねた自身の地層を覗けば「ツライ記憶」は案外「化石」や「物語」に置換されてたりしない?忘れたり演出を加えていくことの脳の働きに驚く。だから毎日を新鮮に生きていけるんだわ。違う?★『元祖クロアン堂』黒い安息日店長から便り。熱さあっての涼。何に乗ったら流星までぶっ飛ばせる?★☆すみません、どうしても涼しい本が思いつきません。寒い国を舞台にしたり、寒くなる本(<どんなだろう?)なら数冊。しかし熱い物語が大好きな僕には熱い物語しか思い浮かばないのです。最近読了の超いち推しの本作も確かに季節は冬で○○が出てきて寒い。涼しいっちゃそうなんですが、どう考えてもこの作品は心がもわーんっと暖かくなる物語ですしねぇ。というわけで不勉強を反省し、今回はギブアップさせていただきます。(了解。って野沢!使ってるし)
cha姫虎堂 ★★★★★
私も乗りたい流星ワゴン。。
乗ってきてもらいたいというべきか。。
重松清に、またまた、
心の琴線をかき鳴らされました。。
ほんのめるもも ★★★★★
同年代・家族のこといろいろ
悩んでいる時読んだので
胸に迫る感じがした。
もし、自分が死んだ人に会えるとしたらと考えちゃった。
あの人に会いたいよ~
TBC ★★★★★
取り返しのつかない過去。戻れたとしたら、あなたならどうしますか?
■青空公園■ ★★★★☆
まだ読んでる途中でなのでうまくかけませんが(^▽^;)とても、良い本なのでお奨めします。主人公はぼろぼろで傷ついていて、もう死んでもいいかなぁ~という状況からお話は始ります。優しい親子連れの不思議なワゴン車に乗って、いろいろなもに気づいていくんです。
まる吉堂 ★★★★☆
辛い毎日に、ふと「死にたい」じゃなくて、「死んじゃってもいいかな・・・」と思う気持ちがすごくリアルで切ない。重松さんの描く故郷の町は、私の懐かしい町と重なっていて、それもまた涙腺を刺激します。
PICNIC ★★★★★
ぎこちない家族関係…「どこか」にねじれたきっかけがあるはず。私もその「どこか」に戻りたいと思った。現実が変わらなくても,その時に戻って,お互いに腹を割って言いたいことをはっきり言いたい。話を通してずっとこみ上げる感じが続いていて正直苦しかった。辛いことがいっぱいある現実でも頑張って生きたいって思った。魅力的なタイトルに裏切られなかった。
八月書房 ★★★★★
職を失い、家庭も崩壊寸前、生きるのをあきらめかけた主人公の前に1台のワゴンが現れた。この車には不慮の交通事故で亡くなった親子の幽霊(?)が乗っており、死を間近に控えた人を乗せて、過去の重大な分かれ道に連れて行ってくれるという。気持ちが離れていった妻、自分に閉じこもってしまった息子、そして仲たがいばかりだった父親と、あの日に戻ってやりなおせないものだろうか? そんな願いも簡単には通じないが、ほんの小さな希望から新しいスタートを始めることはできる。そんな物語です。
「お花畑の本箱」 ★★★★★
生きる、って事が辛くなった時、あなたの前に今までの人生の分岐点に連れて行ってくれるという人たちが現われたら・・あなたならどうしますか?
蹴球堂 ★★★★★
すごくいいです。なんか切ない。泣きます。
BOOKハウス ★★★★☆
2002年6/5放送の『王様のブランチ』で、寺脇さんが紹介していた本です。主人公は38歳の男性らしいんだけど、泣ける1冊みたいです。是非読んで見たいなぁ。・・在庫ないみたいだけど・・・
しりこだま書店 ★★★★★
生きる希望も意欲もなくした主人公が、五年前に事故で死んでしまった親子のワゴンに乗り合わせて不思議な旅をする、素敵なお話。三組の親子が織り成す、様々な形の父子愛。タイプは違えど、根底にある気持ちは不変なんだなぁ。ちょっと感動、そして心温まる一冊。秋にピッタリ。
ヒーラムの本屋 ★★★★★
切ないです。実際には有り得ない話ですが、もしかして流星ワゴンが、今日も深夜の駅で待ってるんじゃないか、なんて思っちゃうます。
もう1度人生をやり直したら、全てがうまくいくのだろうか?やり直したら、またそれはそれで大変だったりするんですよね。
海の本 ★★★★★
『ナイフ』の作者です。
主人公は死にたいって思っているにもかかわらず、文章が重くなりすぎてなくて、サラッと読めます。
疲れたなあって思う人にオススメです。
ひだまり書房 ★★★★★
ばらばらになってしまった家族。その家族にも「大切な時間」というものがあったはずです。流星ワゴンが過去をさかのぼってその「大切な時間」につれていってくれるのですが、どんなにがんばっても現在は変えられるものではないのです。それを思い知らされるせつない作品です。