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黒い報告書 (新潮文庫)

価格: ¥546
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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あら残念。 ★★★☆☆
実録殺人ものが好きです。この本はそれが18編も、しかも名だたる作家さんが書いてくれてる。わあ楽しみ。面白くないはずがない。と思って買って読んだらつまんねえのなんの。何故だ? 平山夢明の「異常快楽殺人」とか 中村うさぎの「女という病」みたいな本だと思ってたのに?そして上記二つは何度も読み返してるのに?

…つまり、平山の「異常〜」はもう笑っちゃうしかない位桁の違う海外の殺人鬼が揃ってる。(被害者を食うのが基本だからな…)
中村の「女〜」では、 かなり有名な国内の事件が取り扱われており、
あらかじめ客観的な事件のアウトラインも挿入されていて、それを中村がフィクションと断って描きなおしている。
が、この本に出てくる事件は。
被害者は大体一人二人、動機は大体金や女と地味、
しかも仮名表記で事件についても説明は無く、元の事件がなんだったかすら解らない…。
残るのは「18人の作家がエロ入りで殺人ものを書きました」って事実だけ…。
かといって全くのフィクションに徹する訳にもいけないから展開にもオチにも工夫は出来ないときた。
フィクションにもノンフィクションにもなれなかった作品群、といった印象だけが残りました。
中村うさぎも精彩を欠いてましたね。好きな作家の分だけ、いかにもやっつけ仕事って感じ。内田春菊なんか、なんだありゃ。島村洋子が1番綺麗に終わらせてたかな…
←既にフィクションアンソロジーを読んでる視点。

この本、主テーマはエロなんでしょうね…。
←今気付くか。
間違えて買った私が悪いなこりゃ。
黒さの異なった18篇をご堪能してはいかがでしょうか。 ★★★★☆
「金・男女・愛欲・憎悪・復讐・殺人」実際に起こった数々の事件をモチーフにして約数十ページの短編集にまとめてあります。筆者は、水上勉をはじめ重松清、岩井志麻子など有名人気作家。全体的に暗い(殺人事件等なので明るいハズは無いのですが)雰囲気の短編。それぞれ、程よい長さに纏まっています。各短編とも筆者の特徴があり、黒い報告書の黒さがそれぞれ違っていて面白いです。夜の帰宅電車の中、繁華街の雑踏の中で読むとより一層雰囲気がでます。
【悪趣味】です。 ★★☆☆☆
これは…個人的には微妙でした。
週刊新潮に連載されてる「実際の犯罪を下敷きにしたフィクション小説」なんですよね。40年続いてる人気シリーズなんだそうですが…。
完全フィクションか、ノンフィクションか…のほうが好みですねえ…。
実際の事件に着想を得て…は、どうにもすわりが悪いというか、ある部分「面白おかしくエロチックに」脚色しているわけで、なんとなく…その元々の事件に関係した人達に失礼な気がしてしまうんですよ。
ページ数も読み応えのある枚数ではないし…。うーん私的には、これは「悪趣味」って感じかなあ。
巻末の対談が…なんだか一番インパクトがありました(笑)
犯人は実名にしろ ★☆☆☆☆
新潮45が出している事件録は犯人が有罪の場合すべて実名なのに、
この本はすべて仮名である。
新潮45に比べ尻切れトンボに終わっているルポが多いため
ネットなどで事件の概要を調べようとしても
犯罪者の名前がわからないので調べられない。
同じ出版社が出しているにもかかわらず、雲泥の差である。
有名作家が書いていることを売りにしているが、
新潮45編集部版のライターより優れているとはとても思えない。
国道沿いのモーテル ★★★★★
 国道沿いのモーテルには様々な男女間の人間模様が蠢いています。そのことを如実に、かつ簡潔明瞭に論破する21世紀・日本文壇史にその名を止め置く(?)必殺の一大ルポルタージュ巨編です。

 あのいわゆる明日発売されます!でお馴染みの「週刊新潮」の看板ルポ・「黒い報告書」の創成期から最近までのよりスグリ短編集です。

 いまや有名女流作家と成りあそばれている方々の執筆作品が、男性の書いたものよりかなり面白いのは、そこにはやはり男と女の間には、いわく因縁付の幻の「叢」があるからでしょうか。
 「叢」については、巻末の岩井女史の薀蓄を含め、今後21世紀日本の行く末を占う重要論点になること請け合いです(?!)。
 
 梟森南溟・岩井志麻子・内田春菊・島村洋子・中村うさぎ、このような錚々たる女傑の描く「エロ」場面、なかなかのものです。

 男性陣では、ビートたけしが書いたベルギー人"性職者"の顛末記、これがめちゃ面白い。