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ごんぎつね (大人になっても忘れたくない いもとようこ名作絵本)

価格: ¥1,470
カテゴリ: 大型本
ブランド: 金の星社
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ラダー・レヴェル1の中では2番目に簡単。 ★★★★★
 ラダー・レヴェル1の中では結構読みやすい部類に入ります。レヴェル1で私が泣いたのはこの本だけです。英語で泣く経験なんてなかなか出来ませんので、是非読んで、感動してください。
 因みに総語数:1770語です。ラダー・レヴェル1の中では2番目に語数が少ないです。
いもとさんが描く「ごん」が好きです ★★★★★
27ページの、兵十の家へくりを運んでいる「ごん」の、楽しそうな表情をご覧くださいな。
兵十へのつぐないに目覚め、兵十を信頼しきったような「ごん」の顔、足取りもなんて軽いのでしょう。
しかし、お話の結末は悲しいばかり…。
火なわ銃をばたりと落とした兵十の足のぷくっとした太さと比べたら、「ごん」はまだまだ小ぎつね
だったと改めてわかるのではないかと思います。

いもとさんの絵の『きつねとぶどう』も好きです。
哀しい色合い ★★★★☆
 「おじいさんのランプ」「うた時計」「おしどり」「花のき村と盗人たち」「ごんぎつね」「十三の詩」の6篇が収められている。
 いずれも哀愁に満ちた物語であり、泣けてしまう。優れた童話というのは、力のあるものだ。
 「ごんぎつね」など、教科書で読んだ人も多いと思うが、いま読むとまた違った味わいがある。ぜひ、再読してみて欲しい。
 また、大石源三「文学と生涯 新美南吉」、「文学探訪 新美南吉を訪ねて」、「新美南吉文学散歩地図」、谷悦子による解説が併録されており、なかなか便利で楽しい。作品のさらなる理解にもつながる。
国産児童文学最高峰の一つ。 ★★★★★
児童文学の世界においてハッピーエンドというのはいつも必要なファクターだと考えられてきた。あの名作劇場以降良く知られるようになったウィーダのA Dog of FlandersやリザテツナーのBlack Blothersは実際のところ児童文学として書かれたものでは決してなかった。故新美氏がごんぎつねを書いたのは実に1920年代という。70年代まで理想主義的な価値観が児童文学界で幅を利かせていたことを考えると、彼は10代にして風潮に流されない作家としての確固たる哲学を備えていたと考えるより他ない。当時の日本も同様であり、作家としての評価は軒並み高かったものの彼の作品が本格的に評価されるようになったのは戦後である。この人はその生涯で一貫して、立場の違うものがどう分かり合えるのか?本当はみんな独りでしかないのではないか?を作品のバックボーンとして描き続けた数少ない作家の一人だ。お世辞にも恵まれた家庭環境にあるとは言えないが、代わりにとてつもなく鋭利な感性を携え、彼が作品の中で日本特有の風土性を十分に反映させながら描き出した人間の性、情といったものは時代性を超越して鋭く人間の心に迫る。ごんぎつねはその中でも、互いに真摯な気持ちであっても、それがどれほど素晴らしいものであっても時には誤解され報われないケースを基盤に美しくも悲しい物語となっている。
成人してから考えさせられた ★★★★★
小学校の頃に国語の教科書で習った記憶があります。その時は、授業の一環としか考えていませんでしたから、とくに感想というものはありませんでした。
しかし成人して改めて読み返す機会があり、この話は考えさせる話だなと感じました。
何もいきなり撃ち殺すことはないでしょうに、兵十さんは短気ですよ。
人には優しくしなければと感じた本です。