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ルナティックス - 月を遊学する (中公文庫)

価格: ¥980
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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多読者の弱点 ★★☆☆☆
流石は千夜千冊の多読者とあって
その膨大な知識、情報量には脱帽である。

しかし、古今東西の羅列とあっては
事実の正誤の判定ができないばかりか、
問題点や重要さの焦点が定まらないという印象である。

聞く気のしない話と同じで、
読む気がしない本である。
太陽でなく、月を愛する人に──。 ★★★★★
書評サイト「千夜千冊」で知られる、
博覧強記の編集者・松岡正剛さんの作品。

睦月から極月の12章で
文学・科学・宗教などさまざまな容貌をもって描かれてきた“月”を
時空を超えて渉猟した、まさに“月の百科全書”である。
冒頭の数行で、すでにシェイクスピア、ワイルド、プラトン、
梶井基次郎、夢野久作らの名が登場する。

古今東西の図像を紹介した〈遊月図集〉や
月にまつわる伝承を集めた〈月神譜〉も楽しめる。
現在は文庫でしか手に入らないようだが、
1993年発行の単行本では装丁・デザインはもちろん、
構成の細部にいたるまで感心させられた。

すべてを晒す陽光よりも、やさしい月明かりを愛する人にお勧めする。
『月知』の書・序章 ★★★★☆
松岡正剛氏が偏愛する、「月」と「月的なるもの」への入門書。
宇宙における月、「月派」の隠れた知の系譜、月の書画、月の歌と、膨大な知見をさらりと提供してくれる。
「語り足りない」と本文中にあるように、位置付けとしては、月の宴のあくまで付き出しと言うところなのだろう。
個人的には、密やかな、しかし脈々たる月神の体系の話題が楽しい。