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民主党代議士の作られ方 (新潮新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 新潮社
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密着取材ぶりがよく伝わってきます ★★★☆☆

2009年選挙を目指した当選2回の市村浩一郎代議士と新人・神山洋介代議士への密着取材をベースにした労作です。

プライバシーの観点から書けなかった部分もあるとは思うが、それでも、表面的でなく、内側まで迫った「密着取材」振りが伝わってきます。文章も読みやすくて、素人の私にも楽しく読めました。

が、揚げ足取り的なコメントで申し訳ないが、おそらく「松下政経塾出身者の選挙勝ち抜き法」くらいのタイトルのほうが正確だと思う。自民党から袂を分かって現在は民主党にいる議員はもちろん、「小沢ガールズ」と呼ばれている人たちの選挙戦も、ここに描かれているものとは随分違うものであったはず。
そういう意味では、続編で毛色の違う候補者の密着取材をベースにした本をまた書いていただけると嬉しいです。

特に市村代議士の「綺麗ごと」に徹した人柄が、人間臭さをまったく感じさせず、却って面白みに欠ける感があります。まあ、これこそが松下政経塾出身者の神髄だということなのかもしれません。

ジェラルド・カーティス先生の『代議士の誕生』、右に比べ少しマイナーですがパク・チョルヒー先生の「代議士のつくられ方」のタイトルのオマージュですね。そういえば私が知ってる代議士選挙本(右の2冊)はたまたまかどうか、外国人によって書かれたものなので、日本人もこの分野に参入することは大変結構なことだと思います。
家族にもおおきな犠牲を強いる代議士への道 ★★★☆☆
民主党の中堅と新人を取材して,その行動,カネ,その他さまざまなことを書いている. 2009 年の選挙で民主党に風が吹かなければ,この本も書かれることはなかったのだろう. 民主党にかぎったことではないが,代議士になるには,本人はもちろん家族にもおおきな経済・時間その他の犠牲をしいていることが印象にのこった.
長期間 候補者に密着して書いた本 ★★★★★
 政権交代が生じた2009年の総選挙で当選した民主党の2人の代議士の選挙活動に、約1年間密着して書かれたレポート。
 その2人とは、市村浩一郎(1964年生まれ、福岡県出身、選挙区は兵庫県、2003年から代議士)、神山洋介(1975年生まれ、神奈川県出身、選挙区も神奈川県、2009年に初当選)である。

 私はこの本を読んで、「政治家になることは、肉体的にも精神的にも本当に大変なんだなあ」と感じ、「選挙にはこんなに手間や労力がかかるのか」とびっくりした。
 しかし、そのことは同時に、「街頭の辻立ちや、祭りや宴会のあいさつまわりなどに膨大な時間を使って、本来の政治活動や政策の勉強はできているのか」、「新人が選挙に出ることが、これほど経済的リスクがある制度はおかしいのではないか」、「公職選挙法は無意味な規制が多く、実情にあっていないのではないか」などなど、現在の選挙のあり方に様々な疑問を感じた。選挙制度に関して問題意識を起こさせる良書である。

 また、著者は、2人の候補者やその関係者に密着しており、息づかいまで伝わってくるようなレポートとなっており、読み物としてもなかなか興味深い本になっている。

 ただ、(a) 民主党には様々な政治家がいるので、この本でカバーできているのはその一部分にすぎないこと、(b) 著者は2人をかなり好意的な視点で描いていること、(c) その一方、他の候補者など別の立場の取材はあまり行われていないこと、には留意しておく必要があると思います。
ドキュメントとしてはできているが ★★★☆☆
2009年の衆院選での
民主党候補2人の選挙活動を追ったドキュメントを通して
現在の政治システムの問題点を訴えている。
他の政策に関する話はほとんど無いので期待しない方が良い。
タイトル通りといえばタイトル通り。

2人とも松下政経塾出身で、
当選2回の市村浩一郎氏(日経ビジネスオンラインにて連載されていた、出井康博「衆院選「候補者A」かく闘わんとす」のモデル)と新人候補の神山洋介氏。
地盤・看板・カバンいわゆる三バンを持たないのが共通項。

地味で苦痛な作業を乗り越えなければ政治家にはなれない事がわかる。
選挙に金を使わない市村氏でも前々回の選挙では1千5百万使っている。

筆者はまとめとしていくつかの提言をしている

・候補者公認のための予備選挙実施
・代議士数を減らし一人あたりの予算を増やす
・選挙期間の定義を見直す
・ポスターや街宣車は廃止する
・選挙戦の前には繰り返し討論会を実施する
あまりにひどい ★☆☆☆☆
政治家になるためには金がかかるということが延々と書かれている。ただそれだけ。