3・4ページ読んでは、これまでの自らの行いを思い起こし、考え、反省し、ため息をついては鞄に本をしまう。そして、また、しばらくして本を取り出して読み進める。一度読了しても、きっとこの動作は一生続く。まるで、聖書のような本である。
教師として、「自信」という垢がつき始めたり、自らを「ベテラン」などと思い始めたりしてしまったら、98歳の著者からの珠玉の言葉の冷水で禊ぎをし、新たな思いで、今日も子どもの前に立とう。