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歴史のしずく - 宮城谷昌光名言集 (中公文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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座右の銘にしたい名言集 ★★★★☆
この夏休みに読み直しましたが、座右の銘にしたい名言ばかりです。例えば、「徳は、生まれつき、そなわっているものではない。積むものだ。足もとに落ちている塵をだまってひろえ。それでひとつ徳を積んだことになる」といったような、普段の生活の指針にしたい言葉が詰まっています。

ただし、何れも宮城谷さんの小説に出てくる言葉を取り出したものなので、本書をいきなり読むと説教集かと思ってしまうでしょう。逆に宮城谷作品に慣れている人にはすっと言葉が胸に入ってきます。そういう意味では、個々の宮城谷作品を読んで、どんな文脈で語られた言葉か知っておくのがよいでしょう。急がば回れです。

それと、2003年2月に単行本が出たので、その時点までの小説からの言葉に限られます。「奇貨居くべし」からの言葉が一番多いですね。本書の続編を期待したいです。
プレビュー ★★★★☆
作品の中から、教訓となる
文章が抜粋されています。

この文章は作者そのものです。
作者の人生に対する真摯な姿勢が
現れています。
人生の格言 ★★★★★
宮城谷先生の世界は深い。
極貧で、苦しまれたからだと思います。
心に響く言葉の数々 ★★★★★
宮城谷昌光さんの作品は歴史の人物を描きつつ、人の生き方を問うような物語が多いです。生きることに意義が見出せないとき、進むべき方向がわからないとき、心がくじけたとき、嬉しさを伝える言葉が見つからないとき、いろんな意味で宮城谷さんの小説を読んで、心が改められてきました。
どれひとつとっても、すばらしい作品ばかりです。

その小説の数々の中から、「名言」を抜粋し、まとめられたのがこの一冊です。宮城谷さんの小説をまったく知らないという方でも、安心して言葉の力をかみ締めることができると思います。
「人はおのれのままでありたい。それは願望とはいえぬほどそこはかとないものでありながら、じつは最大の欲望である」(『奇貨居くべし』春風篇143)

言葉によって救われることがありますが、まさしくこの本はそんな言葉がぎっしりつまっています。
本書は大きく分けて、第一章・ひとの生き方  第二章・努力と成長  第三章・勝負と勝ち負け  第四章・資質と運命  第五章・男と女  第六章・富と利  第七章・自然・美・愛  という構成になっています。

あとがきとして、著者の今にいたるまでの様々な思いなどが載せられています。
この本には載せきれなかっただろう名言もあるとおもいます。けれど、この本はわたしの本棚に一生居場所を確保していると思います。感動しました。