弱冠17歳にして、本国アメリカのみならず、ここ日本も含む世界中で同年代の少女たちのカリスマとして支持されているステイシー・オリコ。その可愛いと言うか、あどけないルックスからは想像もつかないド迫力の歌声には、びっくりさせられた。本作はそんな彼女によるクリスマス・アルバム。01年発表の同タイトルのミニ・アルバムに新録2曲を加えた日本編集盤だ。オリコ15歳の歌声が聴けるという意味で貴重な1枚となった。10代半ばで、すでに大人顔負けの歌唱力（フェイクなんかも含め）を身につけていたことにも気づかされる。彼女の歌声って、たとえばアブリル・ラヴィーンなんかよりも全然アグレッシヴで、そこが妙に気になるところでもある。（山口智男）