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細川ガラシャ夫人〈上巻〉 (新潮文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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信じ続けた強い強い女性の物語 ★★★★★
戦乱の世の中に、これほど強い人がいたのかと感動する。
細川ガラシャ夫人。明智光秀の娘であり、細川忠興の妻。

全てに不安であった時代に、
1つのことを、自分を、夫を、信じ続けた強い強い女性の物語。

辞世の句、
「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」
はとても有名ですが、この人の人生は最期に向かって軸をブラさずに
生きていたんだなと思います。

そんな心理描写や信仰への想い、戦乱の世の中を丁寧に書き綴った
三浦さん作品。

ココロが弱くなった時は是非読み返したい。
明智珠子は何故ガラシャになったのか?その1 ★★★☆☆

信長配下で当時最もときめいていた明智光秀の娘として産まれ、信長の肝煎りで、父と懇意の細川藤孝の長男・忠興に嫁いだ「たま」は、その美貌と聡明さにより、庭師の息子や夫の実弟にまで恋をされる…。という、美人でモテモテな「たま」が、何故キリシタンになったのか。というお話です。

上巻は、忠興との夫婦仲も良く子どもにも恵まれ、幸せの絶頂にある「たま」の下に、本能寺の変の報せが届くところで終わります。「たま」は身重の身で、丹波の山奥に捨てられてしまうのでした。
上巻の「たま」は聡明ではあるけれど驕慢なところがあり、キリシタンの侍女「まりあ」に対しても挑戦的です。さて、丹波の山奥で「たま」は、どうなってしまうのでしょうか?
戦国時代を生きた女 ★★★★★
女の視点から書いた歴史小説は結構読みやすく、しかも女性が主人公なので、面白い。
ガラシャ夫人(細川玉子)は、明智光秀の娘で、細川忠興の妻である。
戦国時代にドラマある人生を生きた女性だ。
豊臣秀吉の死後、石田光成と徳川家康が戦う際、夫忠興は徳川に付いた。
徳川には、忠興と玉子の子供が人質となっていた。

石田は、玉子に目をつけ忠興が出陣後、人質にしようとしたが、夫や子供のために自ら死んだ。
死ぬとき、玉子はキリスト教徒だったので自殺は許されず、家臣の手によって殺された。
38歳の生涯だった。
あまりにも美しい人だったため、忠興は狂気じみた愛情で玉子を縛りつけた。

玉子は城の外に出ることを許されず、庭師が玉子を盗み見しようとしたところを忠興に見つかり、即刻打ち首になったという説もある。
玉子の姿が、自分以外の男の目にうつることさえ耐えられなかったらしい。
だから出陣する際、石田が来たら捕らわれずに死んでほしいと頼んだ。
忠興は83歳まで生きた。
玉子が死んでから生涯妻は娶らなかった。

忠興は、玉子をものすごく愛していたけど、玉子は、キリストの教えで「夫にはキリスト様のように尽くせ」とあるので、忠実に尽くしたというふうに書いてあった。
宗教の力は偉大だ。
宗教の力というより、宗教を信じる人の力は偉大なのかもしれない。
信じる者は、宗教によってどこまでも強くなれるし、つらいことも喜びに変える。

死さえも、「神様のもとに行く」とそれは幸せなことに思えるのだ。
まだ、女が物のように扱われていた時代、キリストの教えは、精神の救いだったのかもしれない。
この時代の本を読むと、この時代の人は、男も女も、生きるといことが、必死だったり、むなしかったり、本当に大変だっただろうなあとつくづく思う。

本当にこんな時代があったんだなと、不思議な感じもする。

戦乱の世を信仰をもって生き抜いた真実の話☆ ★★★★★
 謀反者として命を落とした父・明智光秀。その光秀の娘として、戦乱の世の中を必死に生きていくガラシャ。
 さまざまな苦しみの中でキリスト教に出会い、たちまちその教えに惹かれていく・・。キリスト教禁止令、迫害・・苦悩の中で最後まで信仰を捨てずに生きていくガラシャの姿に多くの者たちが勇気をもらい、涙する。

 今も語り継がれる細川ガラシャの波乱に満ちた、しかし勇気と信仰に満ちた、生涯を綴った作品です。お勧めします。