7番街11区 転石庵叢書
★★★☆☆
「論語 守屋」で検索すると、両手に余る数の本がヒットする。守屋洋・守屋淳父子にとっても出版社にとっても、「論語」というタイトルの本はドル箱なんだろうと思ってしまうくらい。
さて、守屋淳氏の著作で「論語」がタイトルに含まれている著作は、『現代語訳 論語と算盤』(ちくま新書)、『渋沢栄一の「論語講義」』(平凡社新書)を含めると、これが5冊目の論語本となる。そして、5冊ともがビジネス書っぽいのだが、書くネタが尽きないのだろうかと余計な心配をしてしまう。
それでも、ビジネスマンに人気のある作家さんだから、ビジネス書としては新しいネタが用意されているのだと想像する。私の場合は、著者や出版社の想定されているビジネスマン読者とは違った位置にいるので、買うかどうかは中味を見てから。
それと、守屋さん父子の本は何冊か持っているし好きなほうなので、新作には期待もするし辛口にもなってしまう。