リズ・ライトの２枚目のアルバム『Dreaming Wide Awake』はゴージャスで漂うような雰囲気の旅だ。彼女の深くて豊かなアルトが同様に信じられないほど深い感情にぴったり合って、美しくて時が流れてもさびれないアルバムに仕上がっている。代表曲には、ブルーグラスの雰囲気があるニール・ヤングのカバーで「Old Man」、素晴らしくなまめかしいバージョンのジョー・ヘンリー「Stop」（マドンナのカバー「Don't Tell Me」と言ったほうが有名か）、そしてヤングブラッドの完全無欠な「Get Together」がある。だが、ハイライトはカバーだけではない。ライトはソングライターのジェシー・ハリスやトシ・リーゴンとやるせないほど美しい「Hit the Ground」を作り、一方チョコレート・ジーニアス（別名マーク・アンソニー・トンプソン）は「Chasing Strange」を書き、ライトもジャズ風のアルバム・タイトル曲を自分自身で作っている。（Denise Sheppard, Amazon.com）