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昭和天皇の妹君―謎につつまれた悲劇の皇女 (文春文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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本書のテーマは書名にすべてが表わされています ★★★★☆
筆者の河原敏明氏の執念を感じるような書籍でした。筆者は元拓殖大学客員教授で、皇室ジャーナリストとして活躍した人です。

文庫本のためのまえがきに、この本の中心テーマについて詳しく書かれています。「大正天皇と貞明皇后との御子が奈良で門跡をされている」つまり「昭和天皇の弟宮である三笠宮崇仁親王と双子にあたる姉妹がいる」という話を聞きつけた筆者がこのテーマに関心をもったわけです。そして南都・奈良にある円照寺の門跡である山本静山(じょうざん)尼が妹宮にあたるという皇室のスクープ「三笠宮双子説」の取材過程がここに述べられていました。

実に細かい執拗な取材ぶりでした。近鉄特急に同席しその間に取材をする、門跡の関係者90人との証言をとる、という具合にその噂の信憑性を、丹念な資料を元にして推論を組み立て、冒頭の結論へ導き出しました。門跡をはじめ、皇室関係者、明治天皇、昭憲皇太后、大正天皇、貞明皇后、円照寺の境内(拝観不可)、円照寺のご本尊の如意輪観世音菩薩、「実家」にあたる山本家の墓所と「実母」の山下志うの墓、などの貴重な写真も掲載してあります。丹念な取材ぶりが伺える努力の跡が見え隠れしました。
「謎につつまれた」というのはその通りでしたし、その関係者のかん口令の激しさは徹底したものだと思いました。山本静山門跡は、平成7年にご逝去されています。

内容は、章だてをご覧ください。大正天皇の皇女、山村御殿・円照寺、証言続々、深まる謎、門跡の半生、貞明皇后、証言アラカルト、門跡身辺の話、門跡との一時間、里親は知っていた、双子説の確信、となっています。
悪書極まれり ★☆☆☆☆
皇室ジャーナリストの看板を降ろすべきでる。
タブロイド紙の記者にも劣る。
先帝陛下に妹君が居たという作者の妄想をこじつけて作成したものである。
此処までの駄作は某新聞記者が南京大虐殺をデッチ上げたもの以来と思う。

「貴種」はもう必要ない ★★★☆☆
河原敏明という人は古くからの皇室ライターらしいのだが、この問題に対する執念は、恐るべきものがある。
それだけ、価値のあるネタであった、ということだ。
それが、一部でしか話題にならなかったというのは、どういうわけか。ご本人亡き今、さらに忘れられていくのであろう。
べつに、皇室ライターとしての河原氏が、執念を燃やすのは職業柄当然だから、いいんである。
ただそこに、河原氏が日本人として抱いている、「ダヴィンチコード」とは異なる、日本人特有の「何よりも血を重んじる」価値観を強く感じる。
私見では、「ダヴィンチコード」の衝撃というのは、「キリストの末裔という貴種が存続している」ということではなくて、「キリストが結婚して子供までこさえてた。ぜんぜん人間ぽいじゃんか。」というところにあったのだと思う。
「妹君」に対する河原氏の情熱は、そうではなくて、そのものずばりの「貴種」に対するものである。河原氏はなぜ、タダの尼さんで終わってはいけないと思うのか。なぜ、「お気の毒」とか「忍びない」とか「本来なら…」などとグルグル考え続けて止まらなくなるのか。
「血筋」が最も価値のあるもの、という意識があるからである。そしてそれは、日本人が有史以来ずっとやってきたことなのだ。
けれど、日本人は、いいかげんに、その価値観をどうにかしなければいけない。
「血筋」だ「貴種」だ、といって、すべての物事が回っていたのは、戦前で終わっているはずなのだ。これからは「血筋」ではないもので人の価値が決められなければいけない。
河原氏の努力と執念はたいしたものだが、「地方の寺の尼さん」として暮らしている人を、「どうにかして、浮かび上がらせたい」などというその考え方が、もう、「必要とされていない」のです。兄宮の日記からの推理については、ご炯眼。
日本人なら必ず読んでください。 ★★★★★
こんなこと隠していたのかと驚きました。

著者の足を使った取材と本のまとめ方がとてもよく、
慣れない皇室用語が出てきても、ずんずんと読み進むことができます。

皇室に興味ない人でも、皇室関係の本をもっと読んでみたいと思わせる1冊です。
早く読みたかった・・・・ ★★★★★
皇室ジャーナリストとして著名な著者が各界から浴びせられるであろう
誤解や妨害を恐れずに徹底した取材によって上梓した一冊です。
皇室や華族関係について興味のある方にはお勧めです。
ごく普通の読み物としてとらえても退屈しませんし下世話な内容では
ありません。
私が本書を手にしたのは2001年ですがもう少し早くこの本の存在を知っ

ていたらと残念でなりませんでした。
現在は価格も求めやすくなりお勧めです。

○ト書店 ★★★☆☆
本屋の棚に在りました。お目々“パチクリ!?”「ヘーェ。」時代小説の世界では…。高貴な身分の家では『双子』は畜生腹と言う事で、一人は、里子に出されるか、捨て子にされる運命だった。現実の中でもあったのらしい…。“チョイ”そそります。
ぼちぼちでんなあ ★★★☆☆
「三笠宮双子説」の真相 謎解きドキュメント
新唯我堂書房 本店 ★★★☆☆
◎(4月8日分をご覧ください)傍証ばかりですが、信憑性はあります。証言を集めて歩く過程はミステリーの謎解きのように楽しめますし、歴史の隠された1ページとして興味深く読めます。でも・・・事実は藪の中のまま、山本静山尼(双子の姉妹とされる方)は亡くなられましたが、筆者の言うように、彼女は自分からは言い出せない事実を暴露してくれる事を、本当に内心では望んでいたのか?と疑わしい思いで一杯です。◆昭和天皇の弟宮・三笠宮には尼になっている双子の姉妹がいる・・・こんな噂を耳にした筆者は、事実を突き止めるべく調査を始める。取材を重ね、奈良の円照寺門跡・山本静山尼が妹宮らしいと判明。数々の証言から筆者は確信に至る・・・。昭和59年の年頭、週刊誌に発表されると同時に世間を騒然とさせた<三笠宮双子説>の取材過程と、発表後の山本静山尼との正式な会見の模様、騒動の顛末を記したドキュメンタリー。◆
ついて来れない人は置いて行く ★★★★☆
実際の所、どうだったのかわからないまま、彼女は他界しました。
むかし、華道展で彼女が活けた花を見た事があります。
どういう人生が、本人にとって幸せなのか、誰にもわかりませんよね。