皇太子妃雅子様のご病気を巡る報道などから興味を持ち読みましたが、週刊誌の連載記事の寄せ集めで「何を言いたいのか」時代背景や価値観の特殊性など一番読者の知りたいと思う点がなんら満たされることがありませんでした。
どうしても読みたければ文庫本化されるのを待ちましょう。

以前、旧華族のその後をいろいろと調べた書を読んだことがあるが、本書は皇族にかんする書。私自身がよく知らなかった秘話がたくさんあり、また実に波乱万丈の人生を送る人々につき、深く感銘というか、感ずるものがあった。いわゆる皇室のスキャンダルに踏み込んだ部分もあるが、この点を西欧の王室などと比較するのもまた面白いかも知れない。