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天皇家の姫君たち (文春文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:渡辺みどり/著 出版社名:文芸春秋 シリーズ名:文春文庫 発行年月:2005年11月 関連キーワード:テンノウ ケ ノ ヒメギミタチ テンノウ ケ ガ コイシタ ヨメタチ メイジ カラ ヘイセイ ジヨセイ コウゾク ノ スガオ ブンシユン ブンコ てんのう け の ひめぎみたち てんのう け が こいした よめたち めいじ から へいせい じよせい こうぞく の すがお ぶんしゆん ぶんこ、 ブンゲイ シユンジユウ ブンゲイシユンジユウ 7384 ぶんげい しゆんじゆう ぶんげいしゆんじゆう 7384、 ブンゲイ シユンジユウ ブンゲイシユンジユウ 7384 ぶんげい しゆんじゆう ぶんげいしゆんじゆう 7384 初めて民間から皇室に嫁ぎ、苦悩の連続だった美智子さま。「宮中某重大事件」を乗り越えて、婚約から結婚まで6年もかかった良子さま。昭憲皇太后から雅子さま、愛子さままで、最も注目を集める女性皇族7人の軌跡をたどる
皇室の近代女性像が学べる。 ★★★☆☆
天皇家の姫君たちと銘打ってあるので、てっきり皇族出身の
内親王や女王がメインかと思いきや、
明治、大正、昭和、平成と近代〜現代までの歴代天皇の配偶者と母親、
娘たちの解説なので、多少ややこしい。

解説されているのは、順に、紀宮清子内親王、敬宮愛子内親王、
大正天皇ご生母の柳原愛子、明治天皇皇后の昭憲皇太后(一条美子)、
大正天皇皇后の貞明皇后(九条節子)、香淳皇后(久邇宮良子)、
今上天皇皇后の正田美智子、そして現皇太子妃の雅子殿下の計八名。

意外と一般に知られていない、
それぞれの称号(清子様なら紀宮、雅子様なら皇太子妃雅子殿下など)も明記されており、
身分や両親、配偶者などの情報も明記されてあるので、知識欲は充分に満たされる。

現代に生きる私たちにとって、メディアで身近に知ることができるのは
皇后陛下・美智子様と皇太子妃雅子殿下、最近降嫁された清子様ぐらいだが、
明治天皇、大正天皇、昭和天皇のそれぞれの皇后陛下や大正天皇ご生母などは
学校でも学ぶ機会がほとんどないため、この点は貴重な内容といえる。

ただ惜しむらくは、本書の内容はあくまでも皇室「外」の人間(著者)から見た皇室女性のコラムであるため、旧皇族・華族などの関係者への取材をもとにしているものもあるが、やや著者の主観が強すぎるきらいがある。

この点に注意の上で、各種の一級資料と併せて読むならば、
大いに参考になるものと思われる。
柳原愛子ショック ★★★★☆
これは一度読むべきだ。
ここに書かれていることのほとんどは、戦後生まれの日本人がよく知らないことであるからだ。しかし、知っておくべきことである。
美智子皇后から先は、あまり読む必要はないが、昭憲皇太后から良子皇后までは、ぜひとも学んでおく必要がある。
柳原愛子を入れたこと、この本の存在意義はその一点が大きい。
この人は女官で、明治天皇のお妾さんであった。それが、堂々と他の皇后や皇太子妃と並べられているのである。しかも写真までついている。
もちろん、表向きは大正天皇の生母だから外せなかった、ということなのだろうが、裏ではきっといろいろあったであろう。
別に、柳原愛子を入れなくても、立派に成立する内容なのである。そこに、著者の個人的思い入れを感じざるを得ない。
この人は藤原家の出だから、公家である。だからいいじゃないか、というわけではなかっただろう。お妾さんはお妾さんである。これを現在の一夫一婦制の世の中に出版するのである以上は、そのショック度も考慮したはずだ。
強引に柳原愛子を入れてきたその理由とは、「敬意を示す」「忍びない」「同じように皇子を産んだのだから、他の皇后と同列にすべき」などが考えられるが、本当は著者がその人柄に心服している、というところだと思う。「私が名誉復活してあげるわ」という思いで、各方面と交渉したのではないだろうか。
私にしても、柳原愛子の写真を食い入るように見てしまった。「蒲柳の質」とはこのような婦人を言うのですね。
皇室を身近に感じる一冊 ★★★★☆
昭憲皇太后・柳原愛子様・貞明皇后・香淳皇后・美智子皇后・雅子皇太子妃・紀宮様・愛子様についてのエピソードが書かれていました。

美智子様以降はマスコミによって天皇家の日常や人柄などをあたかも観察日記のように露出されているが、この本では、一種「神秘的」な戦前の天皇家の様子が各皇后を通じて克明に描かれていた。

女性の活躍を期待し女子教育に力を注がれた昭憲皇太后、オテンバで元気な事を評価されて大正天皇妃に大抜擢された貞明皇后など、一種ベールに包まれた「戦前皇室」の中で生き生きと生きる様が垣間見えた。

皇室を身近に感じる一冊である。