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キモチの行方 (光彩コミックス)

価格: ¥630
カテゴリ: コミック
ブランド: 光彩書房
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歪んだ愛は何処へ行く? ★★★★☆
対等な恋愛関係ではなく、自分達に対する精神的・肉体的な服従と依存をSMや言葉攻めといった手段でケージ君に植え付けようとする双子。そしてケージ君は双子の思惑に気づいていない。なんせケージ君は鈍いから。

ところが近頃、ケージ君は双子のことが好きなはずなのに一緒にいても安らげない。それは初めて友達が出来たせい。でも、ちょっと遅すぎたのかもしれない。双子の手中に嵌り、もう抜け出せなくなっていたケージ君。双子への依存はもう断ち切れないとこまで来ていたらしい。

ケージ君が憐れだった。ケージ(啓治)君は”cage”君、でもって”籠の鳥”ってことなのかな、と独りごち。

こういう愛の形もあるんだろうか?あるんだろうな、だぶん・・・。
独特の歪み ★★★★★
主人公の無意識の自己防御にイライラするか萌えを感じるかで、
この作品が好きか嫌いか、分かれる気がします。
私はたまらなく好きでした(笑)
繊細な感受性と、それを表現できない不器用さ。それゆえに生じる内圧の高さ。
それの捌け口としてのSMっていうのは、言葉にするとありがちですが、
なかなか描ききれる人はいない気がします。
私はこの作品のその辺の描き方が、とても気に入っています。
この話にしかない何かがあるように思うので。

それにしても、ぎこちなく未成熟で傷ついている主人公を丸ごと手に入れたいと願うオネエ言葉の双子の片割れが、なんていうか、いいゲイでした(笑)
一話一話の最後には 「日常」に戻っている ★★★★★
日常と非日常をグルグル回って
こんがらがってネジが外れて でも 
この中にいる人は 誰も気がつかない
「本当は怖いグリム童話」の題名から受けるような 怖さ

この作家さんはなんだかすごく頭がいいのじゃないかと思います
実は漫画ではなく挿絵(?)の仕事では 別のテイストの上手い絵を描かれているし
怖いけれどすごく惹かれる
現代ものなのに童話チック ★★★☆☆
考えていたよりよほどがっつりしたSMでした。
作者は巻末で「ぬるいのよう〜」とおっしゃってますが 私は痛々しくてベッドシーンには集中できなかったので
十分ではと思います。いやSMに強い萌えを感じる方にとってはぬるいのだろうか・・・

高校生の頃、毎日のように複数人の相手から性的な暴行をされていた主人公を
助けるかわりに自分たちに飼われなさい、と言って来た双子。
わーい3Pだーと思ったけれども、ストーリーはすぐに双子の片方に焦点が向きます。
この片割れ双子がオネエ言葉なのですが、世のBLにはあると聞けど、個人的には攻めのオネエ言葉は初めてでした。
言葉はオネエだけどビジュアルはきれいなお兄さんって感じです。もう片方は男言葉です。

この双子の片割れの攻めが数々の言葉とベッドで主人公を陵辱するので、普通だったら痛くて苦しいお話になりそうなのですが
なぜか淡々と、線の多い筆致が、ヨーロッパの古典童話の挿絵かなにかのようで、
物悲しいのに、痛みがどこか紙一枚はさんだところから伝わってくるような感じでした。

双子のそばでは落ち着けない主人公が、なぜか安らいでしまう隣人と、双子片割れ攻めとの三角関係
皆がそれぞれ自分自身のキモチを理解しているかといえばそうではなく、不器用に切なく物語が展開します。
何ともいえない読後感でした。
顔に似合わず・・・・ ★★★★☆
明治カナ子さんは
なんともあっさりしたかわいい絵柄で、
えぐいSMの描写をしているところが素敵です。

主人公は、小さな頃から苛めやチカンに度々遭い、
人間関係が結べなくなっていた。
高校の時に、虐めから守られることと引き換えに、
上級生の強くて変な(サド)双子の兄弟に「飼われる」ことになり、

大学生になった今にいたっても関係が続いている。
世間的には歪んだ愛情関係も、当人の間では上手くいっているように
見えたが、新たに出来た主人公の隣人の存在がその関係を変えていく。

なんていうか、主人公が周りの人々に愛されすぎていて、
ちょっとどうなのよ、と思う部分もありますが。
ハーレクイーンなんだ・・と、割り切ってよむと

なかなか楽しめます。

不器用な人がたくさんでてきて、
不器用な愛情表現をするところが、妙に愛しいです。

本文のモノクロの絵がとてもいいです。
表紙のカラーが下手っぴなので相当損をしているのではと思います。

SMホモが平気な人は是非一度読んでみて下さい。