絵が正確です
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山岸先生ご自身がバレエを習われているせいか、脚のポジションや腕のポジションが非常に美しく正確に描かれています。
プロ級のバレエダンサーの方が見るとどうなのかわかりませんが、趣味の範囲で踊っている方には、そういった意味でもとても参考になる作品です。
またまた急展開
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日本でバレエのプロを目指して、またプロとしてバレエを続けていくことがいかに大変か、ということをここまで描き出しているバレエ漫画は他にありませんね。ロマンチック・バレエと金銭問題というのはあまり良い取り合わせではないはずですが、そこはさすが山岸先生。うまいです。篠原家の経済的事情もこれまでとは一変し、千花の高額医療問題も浮上。さてさて、どうなるのでしょうか?
レッスンがうまくいかなくて泣き言を言う六花に、千花が思わず「六花ちゃん、(わたしと)代わって!」と言ってしまうシーンは本当に胸が痛みます。
人間の心理描写が見事。
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やっと購入できました。すぐむさぼり読みました。
六花ちゃんがいつもよりも弱気な気がしましたが、ページを追うごとに成長していく姿がいじらしいです。
人間の心理描写が見事でおもしろいです、山岸さんの本は。
千花ちゃんの靭帯断裂の状況にひやひやしながらも、物語は六花ちゃんのくるみ割り人形の舞台へと進んでいきます。
クララをノビノビかわいらしく演じることが出来るのでしょうか?ほんと、続きが早く読みたいです。
大人でも厳しい世界なのに・・・
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とても胸が締め付けられるような気分で読んだ8巻でした。
千花、六花、どちらも「泣く」ことの多い巻でしたが、
その二人の気持ちが入り込んでとても辛く厳しい内容です。
千花は、自分の置かれた状態の過酷さ受け入れ、
六花は、自分を知り、自分の欠点を克服なければいけない環境に
なってしまいました。
二人を取り巻く人物たちが、とてもよく描かれていて、さすがに
山岸先生だと思わせます。
厳しい先生、優しい先生、見守る先生、友達、仲間、そして親の気持ち・・・
どれもがすべてこの8巻には描かれています。
こんなにたくさんの要素が集って、これからどこまでいってしまうのか・・・
まだまだ終わりそうにないところが楽しみでもあります♪
山岸先生ならでは
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まるで芥川作品を読んでいるかのような漫画です。
厳しいバレエの世界で、気弱な六花(ゆき)ちゃんがチャンスに恵まれ、それと同時に様々な試練に立ち向かいつつ成長していく姿は、思わずエールを送りたくなります。
また六花ちゃんを取り巻く人々の心の描写も見事です。
同じバレエ漫画では「アラベスク」がありますが、今回は現代の日本という設定になっていて、また違った趣きです。