神楽の気持ち
★★★★★
ストレートに出しているようで、実は一番気持ちを押し殺していた神楽。
立場的にも透くんのライバルなわけだし、正直読者的にもウケを狙えるようなキャラじゃない。
それでも、ここまで描いてくれてありがとう、という気持ちでいっぱいです。
胸の奥があったかくなるような、そんな恋の終わり。
これからの神楽を応援してあげたくなります。
そして動き出したみんなも。
ひとつひとつ、うまくいくといいな。
フルバのキャラ、みんな大好きです。
生徒会始動
★★★★☆
ぎっくり腰の透祖父に代わり、紫呉が三者面談に行くことに。
前巻につづき、紫呉対繭先生の構図である。
ちなみに、高校時代、ぼくは三者面談をすっかり忘れてデートに出かけてしまい、「人生でいちばん恥かしかった」と母親になじられたことがある。
学園マンガは、自分の学生生活とリンクするものなり。
読み返してみると、実に構成がよく練られている。左手の闘病期間、描きたいけど描けない状況下、話の組み立てに時間を費やしたのだろうか。人気が出るほど雑用が増え、構想に費やす時間がなくなり、形がいびつになりやすい。
六十六ページで夾が透にした行為はとても危険なので、ともだちがしていたら注意すべし。
教科書
★★★★★
フルバは私にとっての教科書です。当たり前すぎて気づかないもの、尊すぎて愛しいもの、人が必然的に求める希望や想いがこの漫画にはたくさん詰まっています。毎回、たくさんのことを教え、気付かせてくれます。漫画だからと侮ってはいけない作品です。自分の持つ疑問に対する答えがこの漫画で得られると思います。身勝手な親や、自分自身に精一杯な教師が多いこの時代、もしかしたらこの漫画に救われることもあると思います。読んで損の無い作品です。
すっごく良いです!!
★★★★★
いろいろな思いが重ねってきます。
夾くんと神楽のシーン涙が出てきました。
「ごめんね」って言う神楽に「ありがとう」って言う夾くん。
あぁ~本当に良かったです。
次の巻が楽しみです。たぶん11月ごろでしょー!!
早く見たいなぁ~ってつくづく思います♪♪
想い
★★★★★
詰まっていますね~、色々な想いが。
フルーツバスケットは巻を重ねるたびに、それぞれの「想い」も積み重ねている作品です。自分に優しく出来ない不器用な人たちが見せる他の人への優しさを丁寧に積み重ねているのです。自分ではどうにもする事が出来ないと思っていた運命を、積み重ねてきた「想い」が少しずつ溶かしてゆくのです。
探すのではなく、その「想い」に出会う作品です。