しかし、それぞれの心の成長を感じる巻ではないかと思います。特に、ユキの生徒会の中でだけ見せる表情や、トオルに対する気遣いが見てとれます。最近トオルよりユキの方が主になっているような?ユキ目線での話が多いからでしょうね。
それでもやっぱり私は、モミジに注目していまいます。子どもっぽいようで実は一番大人なモミジはいいですね。なんかトオルがモミジにリクエストした「星に願いを」という選曲は、みんなの心の中を表しているようで切なかったですね。
苦しい中でもみんな誰かに恋をしている、そんな感じでした。自覚が無い人もいますが。
13巻の表紙はリンですが、14巻はクレノでしょうね。十二支全員でたら次は誰にするつもりなんでしょう?やっぱしアキトあたりかな?
しかし、第75話ラストの屋根の上のシーンから、76話の修学旅行編は、今までなかったある部分についての透の心の変化に要注目です。
紅葉降り散る京都の街中でのシーン、ここは見開きページになっているのですが、まるでスローモーション映像のように美しく、透の心情をとてもよく表していると思います。