舞台は昭和57年。双子の妹という事で忌むべき存在だった園崎詩音は、園崎家頭首の意向に背き興宮の街に戻ってくる。詩音を襲う不安と孤独。だがそんな彼女の前に一人の少年が現れる。彼の名は北条悟史。悟史との出会いが詩音の運命を大きく変えていくのだった! 「ひぐらしのなく頃に 綿流し編」で語られなかった謎が、今明かされていく――!!
一族の掟に縛られた双子の姉妹の物語
★★★★☆
園崎魅音と詩音は双子の姉妹。
同じ容姿を持つ二人だが、生き方は大きく違っていた。
雛見沢の「御三家」のひとつである「園崎家」
その一族の党首を継承するのは一人のみ。
姉は一族の党首の証である刺青と
「鬼を宿す者」の意味を持つ「魅音」の名を貰い、
園崎家の本家に住まうことを許され、
妹は後に出家させる意を持つ「詩音」の名を得、
雛見沢から離れた全寮制の学校に幽閉された。
物語は「綿流し編」の一年前、
詩音が学校から脱走を図るところから始まる。
無事に学校を脱走した詩音。
しかし、掟を破った彼女は雛見沢へは戻れない。
詩音は雛見沢から離れた町、輿宮にて潜伏生活をはじめる。
その時、詩音は一人の少年に出会い、恋に落ちた。
しかし、詩音はその少年の名を聞き、驚愕する。
彼は過去の「雛見沢ダム計画」に異を唱え、
村八分の存在となった「北条家」の長子・悟史だった。
この「目明し編」は同作品の「綿流し編」を
詩音の視点から追っていく物語です。
魅音と詩音の置かれた立場の違い、園崎家の掟の影響力。
村だけでなく、親族からも迫害された悟史と沙都子の兄妹。
そして、悟史の下した決断――
それらがこの巻にて明かされます。
「頑張れ"魅音"。私も"詩音"を頑張る」
図書館で再会した魅音に詩音はそう言って
彼女を励まします。
この物語「目明し編」が全て終わった時、
この詩音の言葉の重みを貴方は実感するでしょう。
解はやはり全三巻?
★★★★★
罪滅し編と目明し編の一巻を見てそう思いました。次巻予告にも完結とありませんから…でもその方がいいかなと。解答編はボリュームたっぷりですからきちんと書いて欲しいものです。で、この目明し一巻…詩音と悟史の物語だなと改めて思わされますが…終盤に引っ繰り返されるんですよね…二巻も楽しみです…
切ない
★★★★★
とても切ないお話でした。魅音としてしか矢面に出れない詩音と悟史くんを中心のお話。例え自分を知ってくれなくても悟史くんが元気になってくれるなら…みたいな感じがとても切なかったです。この本読んで詩音が1番好きになりました。やはり登場人物がほぼ、詩音・悟史で他のキャラはあまり見せ場ないですがお話自体は最高なので満足しました。この勢いで目明しのドラマCDも買いますよ
2巻が楽しみ
★★★★☆
綿流し編の解です。
相変わらず少女漫画のような繊細で可愛らしい絵ですね。
綿流し&目明しにはとても合っていると思います。
ただ冒頭の脱出劇がいきなり成功してたのでちょっと残念でした。
(原作プレイ中はすごくドキドキしたところだったので)
2巻は衝撃的なシーン目白押しですが、あまりカット等しないで
最後まで描きあげてほしいです。
1巻は微妙。
★★★☆☆
1巻は少々微妙です。と言うのも他の方も言ってますがまず登場人物が詩音と悟史に
限られているからです。設定上しょうがないものの、やはり圭一や魅音がいないってのは寂しいものです。
あと個人的にはあの「狙ったような豹変」がどうも気に入りませんでした。レナと詩音が
雨の中会話するときのレナの豹変。あれ確か原作、およびアニメでは悲しそうに物を語ってたはず。実際にはあんなふうに怖い顔はしてないはずだったのでは・・・。
でもやっぱり絵柄が綺麗で、アニメとかでは「魅音も悟史のことが好きだった」て描写がなかったんですがコミックではその伏線らしい表情があったのがよかったです。
2巻はきっと満足させてくれることでしょう。