ところで前巻の柏木の死から続く夕霧と女二ノ宮の恋の駆け引き、雲居の雁の君との確執の話とこの紫の上の死の部分は話が飛んでいます。仕方ないのかもしれないけど何とか話を補ってもらいたかった。
しかし、光が最後に皆に姿を現したとき、光は変わらず美しかった。
これで、宇治十帖を残して、光の君の物語四十四帖が終わる。これからは、紫の上が愛した小さきものたちの物語である。