サラッと読める
★★★☆☆
2010年。今更読んでだが、一言。
ある作品と受の性格が同じ…。ってBLではよくある事。
でも、挿絵が同じ高久尚子さんだから既視感が強い。
内向的な受がグダグダ悩みながら、本当の恋愛を知って強くなる。攻は年下攻なんで悩む事もありますが、外見も性格も男前。
悩んで悩んでやっと購入したが、読み返しはしないと思う。
BLにあるべきエロよりもそのやり取りに集中してしまう。
★★★★★
おなじみ藤井沢商店街シリーズ。
この本でのまずツボは、三和が白衣を着たときと普段ではコロっと性格が変わるところ。怖い顔をした穂高に向かって、歯を磨けだの、歯をおろそかにすると死ぬだの、ガンガン言う姿が面白い。
そして大人なのに子供っぽいところも萌える。そう、三和は萌え対象。
診療部屋では三和が攻なのに、プライベートでは穂高が思いっきり攻という交代劇も読みどころ。
どっちがメインか・・・やっぱり三和ですね、タイトル通り。
榎田さんの本ってこの本に限らずわりとどれも、BLにありがちなエロを楽しみにするのを忘れてしまうんですよ、私。余りに会話や描写が面白くて、エロとかなくても全然OK。普通の小説として楽しめるというか、だからってBLとしてダメと言うのではない。そこがすごいところなのかもしれませんが。
後日談で、穂高は定期的に歯医者に通ってスケーリングまでしてしまうぐらいの歯綺麗フェチになり、他の友人や後輩を驚かせている。この本以外での穂高と三和のチラ出やり取りも面白い。
沁みました
★★★★☆
純粋によかったです。
二重人格の歯科医・三和と元ヤンの鈑金工・穂高の恋。
時に微笑ましく、時に切なく、いろいろな感情を持たせてくれた作品でした。
『愛情はもらうものではない、自分の心に育てるもの―――。』
作品の中に何気なく出てくるこの文章が、まさにこの二人の恋愛そのものだなと思いました。
サラリと読めます
★★★☆☆
見やすい文体で読みやすかったと思います。
話の内容自体も、取り立ててクセがあるわけでもなく嫌みがキツイわけでもなく、
綺麗に纏められていて良かったと思います。
個人的には、書き慣れている人の文章だったので逆にインパクトが薄く
のめり込むまでには到りませんでした。
主役たちの印象も、どこかありきたりで。
あっさりと読めますので、気楽に読む分にはいいかと。
私はもう一捻り欲しかったので中間くらいの評価にさせて頂きました。
可愛くて、愛読本になりました。
★★★★★
立派な歯医者さんなのに、私生活では、
どこか頼りなくて、穂高がいないとダメ、
そんな三和が可愛くて、一度読んでから、続けて何度も
読み返してしまいました。
こういう、どこか『ダメ』な人間に、現実は別として、
フィクションの中じゃ、弱い。…っていう自分の傾向に
気づきました。
そういう人には、特定の誰かが必要だわ。
愛し、フォローし、慈しむ誰かが。
ってことで、誰かを見つけた三和に、幸あれ!です。