大人のファンタジーとブラックと。
★★★★★
じんわりとしみる穏やかな作品が多い中で、私が好きなのは「くろいひつじ」でした。
心に消せないものを抱えながら、日常をやり過ごすのはけっこう辛い。皆が楽しい事が
自分も楽しいとは限らない。笑顔の重圧。共感を促す無神経。
「誰にもわかるもんか」と毒づく伊太郎さんに「ちょこっと解りますよ」と声を掛けたい。
この作品は2巻にはいるのかしら?
★★★☆☆
人魚姫の女の子はひっつめおさげの眼鏡でぱっとしない外見。ある日思い切って人気のある男子生徒に告白するが、色よい返事は貰えない。泡になって消えてしまうよりマシ、と自分を納得させる。めげずに接しているうちに男子生徒も女の子との接点に気づいていく。
スイマセン。記事を書く前に雑誌を捨ててしまったので正確な名前が…('・ω・`)ショボンヌ
萩尾望都の不定期連載。一話完結なので連載というくくりにはいらないかもしれません。一巻の「柳の木」という作品は1ページを二コマに区切り、セリフはまったくなし。その手法とストーリーが皆を驚かせました。さすがBLの元祖、いくつになっても新しい試みにトライする気迫、尊敬してしまいます。
今回の「海の青」は地味目な作品でしたが人魚姫に重ねて女の子の恋心を描くほんのりとしたストーリーでした。…男子生徒のビジュアルががイマイチだったけど。
作者の普通の作品集。
★★★☆☆
本書は萩尾作品集の中では中ぐらいの出来だが、その中では『ビブラート』と『柳の木』が良作で、とくに『ビブラート』は面白かった。感心するのは、どうして中高生を主人公にしたマンガをいまだに描けるのかということ。作者はもう来年5月に、還暦を迎えようというのに。
『柳の木』も良かったが、皆、あまりにも褒めすぎではないか? 私にはそこまでの作品とは思えない。後の作品は可もなく不可もなく。以上のことから本書は「☆3つ」とした。
私は、作者の作品では『ポーの一族』(絵が小さくて掲載順がデタラメな文庫本を除く)や『スターレッド』は「☆5つ」、『11人いる!』や『バルバラ異界』などを「☆4つ」に評価している。萩尾ファンに限らないが、好きな作者の作品だと何でもかんでも「☆5つ」に評価する人がいるが、これら名作・傑作と本書を同等に評価するのは、これらの作品群や作者に対して失礼だと思うし、そういう偏った評価が多いから、知らずに期待して読んでガッカリしたという評価も出てくるのだと思う。ファンといえども、もっと客観的に評価してもらいたい。
ちなみに私の評価採点基準は、90点以上が「☆5つ」、80点以上が「☆4つ」、50点以上が「☆3つ」、30点以上「☆2つ」・未満「☆1つ」で、本書は60点台である。
よく知らずに、はじめて購入しましたが・・・
★★☆☆☆
よく知らずに、はじめて購入しましたが・・・
私には理解できない不思議ワールドでした。
この本を買っている人は、これも一緒に買っています!で知ったのですが
皆さん評価がよく、つい購入してしまいました。
でも、私にはよくわかりません。
もう二度と読まないだろうなぁー
最終話!
★★★★☆
なんと贅沢な本だろうか・・・。
中盤まで(う〜んいまいち)と読み進めていた自分が(すみません、登山の趣味がないので)
僅か20頁の最終話により、この本を手にしてよかったと
満足させられてしまった(苦笑)
絵本のようなしあがりですが漫画なんですよね〜。凄い!
是非カラーで絵本として完成していただけたら
購入します!かつて絵本「ラウ”・ユー・フォーエバー」を手にして
涙があふれ出たことを思い出しました。