「怪物とたたかう者は、みずからも怪物とならぬようにこころせよ」
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「よい戦争はあらゆる目的を神聖にする」タイトルとともにニーチェより
とうとうアーカードが大海に、ツァストゥストラそのものになってしまったかのような8巻(既に人で無い存在の彼にそれは無理なんですが)。
ストーリー、人物、絵、どれをとってもとうとうここまで来てしまったというくらいに素晴らしい8巻。
ヘルシングは1巻から読んで欲しい大好きな作品です。
漫画だから出来る世界観に圧倒されます。
特に登場人物の言葉がかっこよすぎて、何度読み返してもあきません。
今から1年前と2ヶ月前に発売されたこの8巻。
8巻。それは、7巻の最後で示された、壮絶な「終わりの始まりの歌」、もしくは「最後の地獄の歌」の完璧な序章でした。まだ序章なんです。私の大好きな某神父様の死亡フラグは立ってしまいましたが。
7巻から8巻までは1年半でしたか。
そうですか。
・・・9巻まだかな。
あと4ヶ月?いや3ヶ月と半分くらい?
6巻から7巻までは11ヵ月半でしたか。
9巻まだかな。
この巻はすごい
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あらためてHELLSINGのすごさを思い知らされたというか、ここまでがんばってがんばってキャラを立ててカッコイイポーズと、かっこいい台詞をがんばってがんばって書いている人がいるでしょうか。それにこの迫力、アーカードのヒゲ! ヒゲですよ! まさに度肝を抜かれた、ヒゲ!
八巻は本当にすごいです。
感動的な迫力
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マンガの表現に関心を持つ人は必見の巻です。
吸血鬼という存在の悲劇生をここまで描ききった展開になるとは・・・
しかもずっと前の巻でアーカードや少佐が語っていた謎めいた言葉の意味が一気に明かされる感じです。ぜひ8巻分一気読みをお勧めします。
絵のうまさは凄いです。こんな強烈で禍々しい絵は描けるものではありません。下手だという人に言いたいですが、いままでこんな絵を描いた人なんていたでしょうか!?
また、この漫画の大きなテーマがいよいよ現れて来たように思います。
我々は伝説の漫画の目撃者になるのではないでしょうか。
王立国境騎士団
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1年半も待っただけありました。序盤から飛ばしまくりです。
帰還したアーカードによる13課、最後の大隊との巴戦!!
その中でアーカードの能力を垣間見る神父アンデルセン。
マクスウェルの行く先は?
インテグラの下す命令は?
覚醒したセラスの真の実力は?
大佐の望みは?最後の大隊の残存勢力は?
ウォルターは本当に敵に回ったのか?
アンデルセンがアーカードに対抗する為に禁忌の力をその手にした時
アーカードの人間に対する心情が語られる。
2人の決着の行方ははたしてどのような結末をむかえるのか?
ネタバレしないように書いてみます
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この漫画はなんといっても絵がいい。
見開きや1頁、大ゴマを駆使して決める登場人物のポーズやアクションがそれぞれ1枚の絵のようだ。それが延々と続くのである。
といっても絵がきれいな漫画家さんの漫画とも違う。絵の上手さというより旨さで漫画を書いている感じだ。有無をいわせぬ迫力というか。
話があまり進んでないなあと思いつつ、神父やアーカードがかっこいいポーズを決めてかっこよく決め台詞を話してると、もうそれだけでとても充足感があるという漫画だ。
そして台詞が、今までの巻にまして詩のようになってきたと思う。
感覚に訴えるとても強い言葉たちだ。
それにしても少佐は射撃下手過ぎる。あまりの下手さに逆に感動した。
朧
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■大英帝国と国教を犯そうとする反キリストの化物を葬る為組織された特務機関ヘルシング。局長インテグラ率いるヘルシングの切り札は最強の吸血鬼ア-カード。対するナチスの残党集団ミレニアムは遂に猛撃開始!インテグラに迫る兵士達!
危機を救ったのはヴァチカン第13課のアンデルセン達。そしてベルナドットが深手を負ったセラスを守り戦死、そして遂にセラスが吸血鬼覚醒してゾ-リンを倒す。ミレニアムはウォルターをとられ、絶対絶命のヘルシングに、幽霊船・デメテル号に乗ってアーカードが遂にアーカードが帰還!
かくして役者は全員演壇へと登り暁の惨劇は幕を上げる…。
そして、アーカードVSアンデルセンの死闘が始まる!闘いの行方は…。
★購入済み、感想は後日。
※ヘルシング、など揃っております。ご来店、お待ちしております
テイルズ&おすすめ漫画宣伝店
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ヘルシング8巻になります。
由良彦座
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血がありすぎて巻が進むごとに画面が黒くなってゆく(汗)吸血鬼アーカードとそれをめぐる争い。刊行がかなりスローペースなので、自分にはあってるのかも・・・。でもそろそろ新刊が読みたいかな?ハリーハリーハリーハリー!!
のんびり亀の店(マンガ館)
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化物を滅ぼす為に作られた特務組織「ヘルシング機関」。ヘルシングの<兵器>吸血鬼アーカードは、死都と化したロンドンで、アンデルセン神父と対峙する。一方、爆乳吸血姫(w)セラスはついに吸血鬼として覚醒し、ゾーリンを打ち倒す!!ドロドロした独特な世界観と、スローモーションでしか見れないような銃アクション!!熱狂的ファンの多い作品。
私の愛した○○たち
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『俺のような化け物は、人間に倒されなければならないんだ!』アーカードの悲痛なまでの懇願。アンデルセンの悲壮なまでの覚悟。串刺しの野で、死都と化した倫敦で、化物は合いまみえる。今回は完全にアンデルセンの回でした。数千、数万の軍勢をまのあたりにしてなお前へ前へ、前へ進む。たとえ勝機が那由他の彼方にあろうとも。ただひたすらに神への信仰とそれが産み出す歓喜の為、そして化物を打ち倒すというただその目的の為のみに。感情もなくただの脅威であれば良かったと願い、ただの銃剣であればよかったと願い、『そうあれかし』と彼はつぶやく。さくりさくりと人が死んでいきながらも内容そのものは非常に叙情的であり、神に殉じ自らの使命に殉じ神の奇跡そのものになろうとするアンデルセンと、かつて人でいることに耐えられなくなり、人であることをやめたアーカードの『俺のようにはなるな!』という魂の咆哮の対比は美しくすらあります。ここでアーカードが泣きだしそうな顔をしているのがなおさら…。もう後一、二冊ほどで終わりでしょうか?
星街書店
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平野耕太が送る人外大暴れマンガ「ヘルシング」の最新刊。