これほど狂気な漫画はない
★★★★★
最強の吸血鬼アーカードを主人公とした吸血鬼漫画だが、私は平野耕太氏の黒を多用したベタ塗画風が大好きですね。
1巻は絵が荒くて安定していないがキャラクターやストーリーだけでもかなり面白い。敵を何の躊躇もなく皆殺しにした
り、セリフの言い回しがいちいちかっこ良すぎます。特にカトリックの狂信者アンデルセンやハインケルと由美江の番
外編の狂いっぷりもいいです。
狂った名言を数多く残してきたことでも有名なのでダークなストーリー好きにはお勧めです。
好きな人はどうぞ
★☆☆☆☆
大英帝国が主役なんで仕方無いんですけどね。こういう欺瞞物語が出来あがるのは。
相変わらずナチスは戦争屋ですか。
現在も世界に戦渦を作為的に撒き散らしているのはどこのどなたなんでしょうか?
グレートブリテンの繁栄は何によって齎されたものなんでしょうか?
ナチスのユダヤ人虐殺はヒトラーの個人的恨みだけで行われたものなんでしょうか?
「世界で評価される日本のマンガ」なんていって
支配者もとい
アングロサクソンのご機嫌とりの為にこういった類の物が輸出されたりするのは嫌ですね。
下らないジョークやパロディにも辟易。
ギャグセンスの無い人は客観的視点が不足してますから、
どう足掻いてもスタイリッシュな作品には成り得ません。
自分の人生には全く不必要な読書体験だったので★は一つですが、
社会背景なんぞ考えないで
歪み上がった口元が象徴するような
脆弱なチンピラナルシズムに共感できる人には面白いマンガなんじゃないですか。
泣き虫サクラを、なぜ知っているんだろう?
★★★★★
「ヤングキングアワーズ」っていうマイナーな雑誌に連載していた漫画。
漫画のエヴァくらい単行本の出が遅い。
私としては、「ああ、マイナー雑誌の漫画ってこんなんなんだ」っていう感じで読んでた。
別にストーリーも普通で、特にメッセージもなく、絵もあまりうまくない。それって漫画家失格ってこと?いえ、違うんです。
「この人すごくオタクなんだな」っていうのは読んでてすごく分かる。漫画とか、アニメとか、ゲームとか無意味に詳しい。カバー外したらFateネタかましてくるし、てゆーかなんでこいつ餓狼伝知っているんだろう?
基本的にオタクって、別に職業じゃないから、漫画なりアニメなりに特化しているプロの方々に比べたら、知識も技術も劣るわけです。軍隊マニアが本物の兵隊に戦闘で勝てるわけないし。
ただ、オタクは、プロじゃない分、特化していない分、裾野が広い。裾野の広いオタクが描く漫画は、同類には、面白かったりする。ただし、同類じゃない一般人にはすごく分かりにくいけど。
たぶんこの人がジャンプとかだったら、すぐ死んでたと思う。
インパクト強すぎる。
★★★★★
トライガン好きな流れで買った漫画でした。
第一話〜第三話あたりは退屈です。しかも絵が酷い。
扉絵の崩壊っぷりがすさまじいです。
銃撃シーンもなんじゃこりゃ・・・
ですが、第二巻以降、いきなりの急展開。ありあない戦闘シーンの連続。
第一巻で失望された方、是非3巻までは買い続けてみてください。
この漫画のスタイルに度肝を抜かれること受け合いです。
そして気がつけばアーカードを「旦那」と呼んでいることでしょう(笑)。
これは凄いだろ・・
★★★★★
昔から本屋でよく見掛けて気になっていて、アマゾンのカスタマーレビューでかなり絶賛されまくってたので思い切ってスパッと大人買いしてしまった。
前半は何処かで見たような展開で、絵もヒロインの顔とかかなり崩れていたりして買うの失敗したかなあと思いながら後半に読み進めるとなんと凄い展開!絵も上手くなり、凄い目をひく戦闘!一気に嵌まってしまった。どうしてこんなグロテスクで濃い戦闘描写が描けるのか。あとは何といってもキャラ独特な台詞回し。いい!巻を進めるごと増していく面白さ。ある程度の漫画好きはこの漫画を買って後悔しないだろう。
でも少し残念なのがこの単行本、1年に1冊のペースでしか出ない。次巻が出るのが待ち遠しい!