独特の世界観
★★★★☆
少年魔法士も13巻まできました。正直かなり遅筆のなるしま先生。けれど待たされてでも読みたくなるのがなるしまワールド☆
独特の言い回しに世界観。最初はとっきにくいですが奥が深いのではまって行きます。
この少年魔法士もその一つだと思います。話もだいぶ佳境に入ってきました。まだまだ目が離せません。
ようやく読めましたー。
★★★☆☆
まず表紙、朱色の椿が映えてとても美しい。中にあるナギさんのカラーイラストも淡い色合いが綺麗です。
内容としては、アークVSイブキやカルノ、レヴィ達の対決の構図がいよいよ鮮明になり、ジリジリと緊迫の度合いを深めています。そんな中でイブキ、カルノが自分達の過去の記憶と向き合う場面があるのですが、この2人は、過去と対決して決着をつけるというより、過去を確認し、そのまま受け入れて乗り越えていき、強くなっているように思います。
そして、本作でそんな2人と対照的に描かれるのがユーハ。彼女の目からイブキたちがどう見えているのか、彼女がどんな思いで生きているのか、痛いくらい赤裸々に描写されています。
星3つとしたのは、内容は濃いものの大局的なストーリー展開に大きな動きが無いことと、なんだかこの漫画の世界観がブレてきているというか、危うい感じを受けた部分があったこと。作者は、なんというか、「壊したい」のかなーと漠然と感じました。
ともかく、続きが楽しみです。
カルノの覚悟
★★★★☆
勇吹は人王と対決するために特訓を続けていた。
カルノはそんな友人のため、少しでも力を得るために、『それ』実行する。
何のためらいも、恐怖も無く。
――こういうことなんだろう?ローゼリット。
強くなること。力の意味。
もう二度と失わないように、二人は足掻く。