飼い主を見つめる動物の眼差しに、胸熱くなる一冊
★★★★★
ライオンのシーザーと、飼い主の龍一ぼっちゃんとの心の交流、強い心の絆を基軸に織り上げた話が三つ。愛する龍一ぼっちゃんのそばにずっといたい、永遠に、いつまでも、というシーザーの気持ちが痛いほど伝わってきて、時に心をえぐられ、時に目頭が熱くなりながら、一気読みに走っていました。
わけても胸にぐいぐい迫ってきたのが、レトリーバーの犬のトングのエピソードを綴った二番目の話。飼い主の間を転々としながら、なお、彼らの家族の一員になりたい、強い信頼関係を結びたいと願う犬のトングの姿がいじらしく、そして切なくて、涙が出ました。
第一頁の扉絵に描かれたシーザーと龍一のツーショット。心を寄せる飼い主の姿を、遠くからじっと見つめるトングの、そして、シーザーの眼差し。その果てしなき喜びと、期待に満ちた瞳に宿るあたたかさ、優しさ。素敵だったなあ。
第三話のラスト。龍一のために“跳ぶ”シーザーを描いたシーンに、身分違いのふたりの恋を描いた『エマ (5) (ビームコミックス)』のワンシーンが重なりました。愛する人に向かってエマは跳ぶ。ライオンのシーザーも、また。
犬、ネコが好きな(と、『竜の眠る星 (第2巻) (白泉社文庫)』の「あとがき 2」で言ってる)著者ならではの、胸熱くなる一冊。
愛と成長の物語
★★★★★
以前、私は清水玲子さんの「22XX」を読み、絵の美しさ、作品としての完成度の高さ、そしてなにより切ない恋のお話に涙してしまいました。
この作品も切ない乙女の恋心を堪能出来ますよと勧められ、期待に胸膨らませ、ハンカチを手元に置き、泣く準備を整えて読んだのです。
ライオンが人間に恋するお話。うーん、確かに切ない。切ないんだけど、どうしても笑っちゃう。いやいや、シーザーは必死なんだし笑っちゃいけない。でも作者が笑わそうとしてるんだもん。アハハ、大声あげて笑い、別の意味で涙が出ました。
だけど、シーザーのご主人様への愛の一途な事!
報われぬ愛に諦めも必要だけど、自分の気持ちに正直になるって、もっと大事だよねと思いました。
シーザー頑張れ!
トングのお話は文句なく泣けました。
不幸な生い立ちをしたトングが、様々な経験をして、責任ある重要な職務に就き、立派な犬に成長する。
強くたくましくなったね。トング。
生きるって、こういう事だよね。
笑いあり涙あり、お勧めの一冊です。
定価で買っても惜しくないコミック
★★★★★
捨て猫かと思って拾った子猫が、実は子ライオンだったと言うことで。
しかも、♀。
拾ってくれた、龍一くんに、恋しちゃうわけです。
で、このライオンのシーザーちゃんが、とても心優しくて?とても、どじで。
ほのぼのしつつ、けっこうつらいものもあり。
絵がまた、とても綺麗なんですよ。
これは、定価で買っても惜しくないコミックです。
ライオンのススメ★
★★★★★
捨て猫と一緒に拾われたライオン・シーザーと龍一の物語
猫に育てられて犬が友達、弱虫で腰が低くてとても百獣の王には見えないシーザー
だけど本当は優しくて賢い考えるライオン
黙ってすっくと立っている姿はとても綺麗で見惚れます(美)ギャップが良!!
龍一坊ちゃんに一途な片恋してます
一生叶わないけど一人と一頭の仲睦まじい姿はほんのり幸せなキモチにさせてくれます
ライオンっておっきいんだなああらためて実感、ベットで一緒に寝てる姿が好きです(愛)
3話完結が収録されています
清水さんの画はホントに美しい〜(輝)素敵な一冊です
でっかいネコ
★★★★☆
と思ったら、ライオン。
ご主人に恋するシーザー(ライオン)がヒロインです。
カラーページがちょっとあって、そこのシーザーはカッコいいです。じーっと見ちゃうほど、すごいです。
お話は三つ入ってます。未収録の話を読みたかったので、買いました。
トングのはなしも良いですが、一話目が好きです。
弱虫ライオンじゃなく、やさしい考えるライオンだといえる坊ちゃんがすばらしい。シーザーの表情が笑えます。
また読みたいと思ってた本で、送料込みの…
★★★★☆
また読みたいと思ってた本で、送料込みのお値段が、購入のきっかけです。\nまた欲しい本を発送したら購入したいと思いました。