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秋の日は釣瓶落とし (アクションコミックス)

価格: ¥9,979
カテゴリ: コミック
ブランド: 双葉社
Amazon.co.jpで確認
受け取られた方が不快に思われるような、手垢で変色した本、傷みのひどい本、見苦しい本などは扱っておりません。カバー背付近に軽い折れがありますが、あとは目立つような傷・汚れもなく、よい状態です。気持ちよく鑑賞していただけるのではないかと思います。
いつもの残酷さは無いが、切なく哀しい小品 ★★★★★
 かつて、「少女が堕ちていく姿を描きたい」とエッセイで書いていた岡崎氏ですが、確かに長編ではそういう路線に傑作が多いですよね。でも、本書の表題作はそういう路線ではありません。若夫婦のすれ違っていく様を丹念に描いた小品ですが、古風なまでに一途なヒロインの選択とラストの言葉が哀しいお話です。うーん、これは女の人にしか描けない作品だと思う。

 おまけの初期作品は絵柄も作風もまだ固まっていない頃のものですが、単行本未掲載だったようなので、まあファン向けにはアリな企画ではないでしょうか。
静かな狂気は変わらず。 ★★★★☆
「リバーズ・エッジ」に見られる派手さは無く、
日常を淡々とした表現で表現しています。
それだけに、ヒロインである主婦の心のひずみ、
夫婦のすれ違いなどが際立って、良い作品でした。
ラストが綺麗です。
秋の日は ★★★★★
これは傑作です。
過労死、キッチンドランカー、おかま、浮気。
この世にあって、だれもが内緒にして嘘ついて隠しとおそうとしているあらゆることを、
もしくは深刻ぶってとやかく言う内実何もなかったように
適当さと無意識の諦めの中に忘れ去っていくあらゆることを、
嘘吐かずに描いてくれるのが岡崎京子のいいところだと思います。
そしてそれはめっちゃ勇気のいることです。

「あたしは役不足でした あたしは退場すべきでした あなたとあたしの生活の場から」
疲弊しきった生活のなかで、この作品の出した結論を
是非、読んでください。
切ないなぁ 切ないねぇ ★★★★☆
岡崎京子の未単行本化作品がまとまって,薄いきれいな本になりました。
中期の3回連載の中篇と初期のカラー短編です。
岡崎京子の中期作品は「それってあってほしくないけど,あるよなぁ」をとても端的に表します。
そのために今つらさを持っている人には,物語が切実に感じられるでしょう。
へルタースケルターのような,傑作未単行本化作品と言う訳ではない小品ですが,なんだか好きです。

作者紹介で リハビリに励みつつも笑いが絶えず過ごしており,お肌健康ともに良好らしいと知り,ずっと気にかかっていたことが一つほぐれていきました。