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OZ 完全収録版1

価格: ¥750
カテゴリ: コミック
ブランド: 白泉社
Amazon.co.jpで確認
本作品は衝撃的名作である。 ★★★★★
21世紀になったいまでも語り継ぎたい真の名作。
誇張表現でない、「衝撃のラスト」、「感動のラスト」というのはこういうものを指すのだ。
人工生命体を扱ったテーマではエルフェンリートも同じジャンルだが、この作品はラストの持って行き方が本当にすばらしい。

近代SFがテーマなので、「11人いる!」などの切迫した雰囲気だと思うかもしれないが、そうではない。
この作品の真のテーマ、それは「サイバノイドと人間との差異」「サイバノイドと人間の恋愛」という、今でも追い求められているとも言えるテーマである。
「サイバノイド」とは、いわゆるサイボーグである。詳細は省くが、天才科学者に作られた人間様の体を持ったロボットである。
そのサイバノイドの型に[1019]というのが登場する。
彼は、新型の20,30シリーズ程、感情面・体格面で人間とは似ておらず、時折プログラム外の異常な行動をとってしまう。
その1019がラストのシーンで登場し、瀕死の主人公、ムトーと最後の会話をする。
その後の展開が、あまりにもすばらしい。いつもならネタバレするところだが、この作品は気が引けるほどうまく出来ている。
より人間に近づけようとして作った20番シリーズ 30番シリーズが、やはり機械の域をでない、という皮肉をこめられたラストといえよう!

まだ、他にも優れた点がある。
ネイトと1024との「恋愛」だ。この展開があまりにも悲しい。20番代であるが故の悲劇の結末だ。
真のリオンの正体にも恐れ入った。そしてそのリオンの最期も・・・。
全く、ラストに飽きさせない展開が目白押しだ。
この作品は、言葉の一つ一つ、展開がよく練られていて、何気ない言葉や台詞が最後で重要な意味合いを持ってくる。
笑いあり・涙あり・時にシリアスで・時にアクション。完成度の高さにただただ感服するあまり。脱帽です。
素晴らしい作品 ★★★★★
雑誌掲載時、第一回連載から拝読していました。
小学生だった当時、とても衝撃的だったのを憶えています。

もちろん大好きになり、雑誌が出るのを首を長くして待ち、
出ると何度も何度も読み返しました。
今読み返してみると、少し「う〜ん」と思う部分はありますが、
やはりこの作品が樹なつみ氏の最高傑作だと思います。
(今は崩壊したソ連がちらりと出てきますが、これもご愛嬌。)
確か諸事情により、当初の構想よりかなりタイトにされたと伺いました。
入れたかったエピソードもかなり削ったとか。
でも、削って正解!
連載が長引くとダラダラしがちな樹氏の悪い癖が出ていないので、
作品として、最初から最後までちょうどいい緊張感を保てています。
作家として脂ののった時期に、好条件が揃って出来上がった奇跡的に素晴らしいこの作品。
ただ、完全収録版には、「サイドストーリー」なるものも収録。
個人的には不必要だったかなと思うのですが、それを差っぴいてもコレは本当にオススメ!
名作として是非ご一読いただきたい作品です。
とてもいい作品 ★★★★★
この作品のすごいところは、初出から15年たった今読んでも古くさくないところです。むしろ、自分自身成長した今だからこそ、より理解できる。そんな作品にはなかなか出会えないと思います。ラストシーンなんか、何度も読んでいるのに涙がとまりませんでした。
まだこの作品を読んでいない方は、是非読んでみてください。決して損はしないと約束します。
これまでの少女漫画では例を見ない、ジャンル分け不能の近未来SF漫画。 ★★★★★
舞台は、2021年、第三次世界大戦終了31年が経過した旧アメリカ合衆国。若年ながらキャリア十分のランクA傭兵である武藤軍曹(通称ムトー)と、名門家エプスタイン家の末娘でIQが高く、15歳ながら生体工学の博士号をもつフィリシアが、幻の都”OZ”を目指すストーリー。大戦前に各国の頭脳集団が創ったといわれる、巨大核シェルターでおおわれた最先端科学都市で、飢えも戦いもない”幻の都”と言われる”OZ”。そこには、数年前より失踪しているフィリシアの兄で、天才として名高く、人工知能の開発で有名だった科学者のリオンがいると考えられた.....。
これまでの少女漫画では例を見ない、ジャンル分け不能の、近未来SF漫画。この設定をすべて空想で考えているわけですから、少女漫画家恐るべしです。高いIQを持つものの世間知らずの専門バカなフィリシアが兄のリオンを追いかけてOZに向かう過程で、戦争のプロであるランクA傭兵でありながらどこか人好きのするムトー一等軍曹に徐々に心ひかれるように。人工知能の専門家であるリオンがOZで創った機械人間(サイバノイド)が登場。マシンでありながら人間そっくりの体を持ち、さらに、より人間の”こころ”に近づこうと日々学習していくサイバノイドたち。このサイバノイドたちが普通の人間よりよっぽど”人間臭い”言動をとるのがこの漫画の見所のひとつ。マシンは人間の心を持ち得るのか.....?その答えは物語のラストに出ます。
歴史に残る超大作!!☆×7個で! ★★★★★
私が高校生の頃に読んだ作品です。
今でもA5版のコミックを持っています。昔は政治や軍のことが
十分理解できなかったけど、最終話は胸が一杯になったのを
覚えています。
大人になった今、違った視点で見ることが出来ました。
こんな詳細な世界情勢を少女漫画家が綿密に調べ、銃器・戦闘機を
描いていた事に脱帽です。
15年前なんですよ。
この15年に地図上から消えた国々やロシアの核ミサイルの事を
思うと樹なつみという漫画家は未来を見据えていたのでしょうか?
淡々と始まる1巻、序章でしかありません。
是非読んであなたの頭で考えて下さい!!