注文から、到着まで数日です。安心して次の発注をしようかと、考えているところです。

実は、「こち亀」なる作品を初めて読んだ。
知り合いの「鉄ちゃん」から借りたのである。
これは、鉄道ネタが満載の一冊。
どんなもんだろうかな〜と、おそるおそるページを繰ったが、なんと、意外にもハマってしまった、かもしれない……！
私は女性なのだが、けっこう頭の中はオヤジ、という自覚があり、そんなオヤジ頭の私にとって、著者の繰り出す壮大なギャグ群は、かなりツボ、と言わざるを得まい。
ちょっとした小ネタ的なものも、なかなかに心に響くものがある。
特に気に入ったのが、「よみがえれ!!鉄魂!!の巻」と「部長ハリケーンの巻」。
この壮大なばかばかしさが、とても素敵だ。
また、冒頭の「おとり捜査協奏曲の巻」も、オチが最高に笑えた。
今後、他の巻も読破してしまいそうな勢いの自分が、少し怖い。

見どころ

しょっぱなの話が、おとり捜査の話だがこれが巧妙な
展開というか、おもしろい。よくこんな話思いつく
もんだなと感心した次第。推理的といえば言いすぎですが。
こち亀にしてはやや珍しい部類に入るかなと。

で秋本治の鉄道マニアぶりやや剥き出しの話があったあと、
両津の子供のころの話が２話連続である。これも
鉄道関係の話で新しく関西人が出てくる。心温まる内容。
ただ関西弁がやや変なところもある。
「来るの遅いで」→「来んのおそいで」
「たりない部分があるけどな」→「たりん部分があるけどな」
しかし全体的に関西弁も違和感なく流暢になってきている。

で、両津が球場でビールの売り子の話がある。
これも今までにない新鮮な切り口。大人になってからの
売り子の両津は見たことないし、絵的にも珍しい印象だった。

最後は鉄道の話。

今回の巻は鉄道ネタが多いね。
しかしとりあえず今回もえがったえがった。

こち亀好きは内容云々に関係なく買うのが常識でしょう。
特に今回はいままで謎だったレイコの私生活や総資産の全貌が明らかになります。
レイコのポルシェほしいな〜と思いつつ読んでしまいました。
あと私が好きだったのは数字を捨てよう＜正確なタイトルは不明＞
の巻でしたね〜
今まで以上にパワフルな両さんの理論で署員を納得させます。

収録内容
・おとり捜査協奏曲の巻
　本庁の捜査８課でインターネット上でおとり捜査をしていた両津は・・・（定番的オチですね）
・よみがえれ！！鉄魂！！の巻
　実家から鉄道模型をを送ってもらい、鉄魂に火のついた両津は地下鉄を・・・
・東京中に都電のいた頃の巻（前編）
　両津少年時代（昭和４０年代）夏休みの自由研究に「都電全路線乗りつぶし」を考えた豚珍勘トリオだったが・・・
・東京中に都電のいた頃の巻（後編）
　１０月１日「都電全路線乗りつぶし」を大阪からの転校生と実行する両津たち・・・
・デジタルなんて大嫌い！！の巻
　数字に縛られるのが大嫌いだという両津はアナログに生きると・・・
・超セレブ警官麗子の巻
　玲子にＴＶ取材が、そのまま放送するとお茶の間を敵に回すと思った両津は・・・（黒髪の麗子が新鮮！！）
・部長ハリケーンの巻
　部長の誕生日にアメリカの低気圧に部長の名前を付けたのだが・・・
・球場ビール戦争の巻
　夏のアルバイトに中川のビール会社で働く両津達３人だったが・・・
・線路は続くよ！どこまでも！？の巻
　中川の会社で路面電車を運行させる計画が、東京中に〜に登場した鉄男が再登場！・・・
・両津教授のなんでもベスト５（第６回ぃ）
　本田の悲惨なシーンベェストォ５！

　今巻の個人的お気に入りはやはり超セレブ警官麗子ですね、普段と違う麗子が見れて楽しめました。
　何をしても一応一度は成功する両津、やはり両津の生き方って憧れますね。（でも両津ってある意味天才だからね・・・発明もするし、手先も器用だし・・・）