珍しい企画ものが多い巻です。
★★★★☆
ひとつに読者が選ぶ昔のキャラ復活希望のお話。戸塚が1位という結果だったが、個人的には犬がいい。ふたつにジャンプに連載されている漫画のキャラがこち亀の1話に堂々とあるいは
こそこそと出る内容。読んだ人は分かるが恵比寿はいらないんじゃないかと。
155巻のベストは御用聞き。小泉政治により地方でシャッター商店街が一気に拡大したがなるほどこの御用聞きはそれから脱シャッター商店街の一つの案だと思った。コニュニティーなり地域を心配する著者の思いやりの内容である。
ベターは2本。100人両さん。ためになる蟻の話を導入にして両津の性格がどういう構成かを研究所で調べる内容である。個人的には中川の次の麗子と部長の解析が見たかった。著者も描きたかったような気もする。もう一つは中川家集合で、父親と珍しく妹が出てくる。そして初めて母が出てくる、という新鮮なもの。しかし内容的にどこかタンタンとしててせっかくの登場も、何かもったいない気がした。
ワーストは1本。大阪の例の婦警。もっと濃いキャラの方がよかったのかもしれない。キャラがキャラがゆえに展開がどうしてもタンパクな印象になる。大阪の署をもっと小汚くかつてのこち亀のような発信地にして欲しい。優雅な京都と対照的にメリハリある舞台設定をしたほうがおもしろい展開ができるのでは。と思ったりします。
連載30周年記念作 収録
★★★★★
収録内容
・復活を希望するキャラクター大大発表会!!の巻(30周年記念)
こち亀復活希望キャラクター発表、第一位は懐かしのあの人、出なくなった理由は両津とキャラがかぶるから・・・
・100人両さん大暴れ!!の巻
働き蟻の内、実際に働いているのは3割、では両津の人格が100人に分かれたら・・・
・蘇れ!!御用聞き!!の巻
商店街活性化の為に両津が提案したのは・・・(やはり最後は定番のオチですね)
・食欲の秋!?金欲の秋!?の巻
秋の旅行で栗ひろいをしていた両津だったが、同じ農園でしていたトリュフがりに・・・
・東西戦車バトルの巻
御堂春が改造したマルイのタイガー戦車とサバイバルゲームをした両津、負けた両津はオリジナル戦車でリベンジをしようとするが・・・
・超豪華!!ジャンプキャラ総出演亀祭り!!の巻
連載30周年記念号特別企画のアンサー漫画 ジャンプの他の連載作品20本のキャラクターが登場!(解答一覧表が122Pにあります)
・中川家の人々〜大集結〜の巻
JC127巻3話より5年、中川の父が日本に・・・そして母と妹も・・・
(こうして見ると中川って自由なんだな・・・)
・スーパーバイオリニスト両津!!の巻
葛飾署秋の音楽会でバイオリンを選んだ両津、部長に笑われた両津は・・・(両津の天才性がまたもや発揮!そして定番のオチ)
・飲酒運転は駄目、ゼッタイ!!の巻
飲酒の規律を正す為、葛飾署では一ヶ月の禁酒をすることに、そして両津は・・・
個人的お気に入りは東西戦車バトルですね、マルイのラジコン戦車は本当に良い出来ですね(自分は初期の90式を購入しました)