このゲームは当時、発売日に買ったのを覚えています。
久しぶりにプレイしてみて思ったのですが、
「今でも十分面白い」という事を再認識しました。
　（当時何度もクリアしているのに今も十分楽しめました）

基本的に特定マップ上を「ＳＤキャラ」を動かしながら進めるため
一見「こぢんまり」して見えるかもしれませんが、
「ＳＤキャラ」が場面によって表情豊かに動きますし
要所要所にアニメシーンを上手く挟んだりと
見た目に楽しませてくれます。

凄いのは「全編フルボイス」という事ですね。
（これはボイスデータに大半を割いたのかな？）

全話通しても今のゲームほどのプレイ時間は掛かりませんが、
話の作りが上手いので、満足度は得られると思います。

できれば「全年齢対象」のまま、「新作」や「リメイク」を希望するゲームですね。
このまま埋もれさすのは勿体無いぐらいに良いＡＶＧだと思います。
（「御神楽少女探偵団」のように「１８禁」にするような要素は
　このゲームには無い気がしますので…）

＊エンディング主題歌終了後、ＳＤメイが眠っている画面のまま
　しばらく放置してみてください。ちょっとしたオマケがあります。

ロープレの様に動き回って話しかける章や選択肢での画面切り替えの章があったり、途中アクションやパズルの要素があったりと、バラエティに富んだAVG。第一話はいきなりショッキングな内容ですよ。展開のテンポが良く飽きません(会話シーンの音声もとばせます)。このゲームをプレイしてからAVGをやるようになったという位面白いものでした。月刊アニメージュに連載されていた推理小説です。ゲームの内容ではないですが、バックアップユーティリティ機能がとても便利です。

このゲームは、一人のアイドル(Idol)が探偵(Private eye)となり、数々の事件を解決するというアドベンチャーゲームです。
タイトルは、Private eye ＋ I-dol ＝ Pryvate eye dolです。

全部で3部構成(2部は前･後編と2パート)となっていて、キャラクターで2Dマップを歩き回りながら、またはコマンドで移動しながら、証拠品を探したり、会話したりしながら話を進めます。

途中、ノーヒントに近くて難しいと感じるポイントもありますが、かなり万人向けに作られている面白いソフトだと思います。
本編はフルボイスで多くの声優さんたちの演技が光ります。
しかし90年代前半という古いハードの制限から、やはり最近のPS2とかと比べると音質は厳しいのと、台詞の後にノイズがある編集ミスと思われる台詞が若干あります。

また、アーケードカードにも対応していて、若干CD-ROMにアクセスする頻度が減るために、より快適にプレイすることが出来ます。

このPC-Engineというハードウェアを持っているのならば、是非やっておきたい一品で、ゲームとしての面白さは最近のゲームにもひけをとりません。