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徳川家康(12) (山岡荘八歴史文庫 (34))

価格: ¥777
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:山岡荘八/〔著〕 出版社名:講談社 シリーズ名:山岡荘八歴史文庫 34 発行年月:1988年01月 関連キーワード:トクガワ イエヤス 12 ヤマオカ ソウハチ レキシ ブンコ 34 ケゴン ノ マキ とくがわ いえやす 12 やまおか そうはち れきし ぶんこ 34 けごん の まき、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253
九州征伐、秀吉の絶頂期。 ★★★★★
その後の秀吉と豊臣政権の帰趨が分かるので、関白となり北野の大茶会を
主催したあたりが太閤秀吉、得意の絶頂の頃でしょう。
島津氏征伐を行い、内政も一段落し・・・。九州といえば、いよいよ
‘朝鮮出兵’のプロローグとその布石が所々に鏤められています。

その中で家康公は雌伏の時ですが、No.2の難しさや駆け引きを山岡先生、
精妙に著しています。上洛を果たし、諸侯列座の上で見事に両雄の
‘芝居’を演じて観せた家康公でしたが、家中では、本多作佐を筆頭に
豊臣傘下を潔しとせず・・・。という意見がまだまだ多数派でした。

ここに来て、信長の頃とは比較にならない程、世の中も家康公も成熟し
それにつれ引き起こる問題も複雑となっています。
多くは豊臣政権についてのくだりですが、水面下の家康公と徳川家の様子も
大変興味深い巻でした。


家康46歳 ★★★★☆
家康の上洛、秀吉の九州征伐→島津降伏のあたりです。
この巻、茶々姫(後の淀君)と織田有楽斎の掛け合いが一番の見所。
茶々を養いつつも、茶々を愛していると告白する有楽斎と、その告白に対して肯定的に驚きながらも会話の中で有楽斎の器量に徐々に幻滅し、有楽斎をみるみる凌駕していく茶々姫。山岡荘八は、19歳の茶々姫に「それが男というものであろうか。肉親の愛を超えたなどと言いながら、その実わが身の安穏だけは冷たく計算を忘れぬ心が・・・」というトドメの言葉を吐かせています。
「徳川家康」のおもしろさは、みんなが自分なりのやりかたでビリビリと闘っていることです。
植物の心で生きる ★★★★☆
12巻は朝日姫をめとった上、秀吉の生母大政所を岡崎に迎えた家康がしぶしぶ上洛するところから始まる。
ここにいたって後顧の憂いをたった秀吉は安心して「物見遊山」気分で九州へ向かい、島津を平らげる。

秀吉も絶頂かと思いきや、浅井の遺児茶々姫に手をつけたことから
怪しい雲行きになってゆく。

このあたりになると戦争はあまり起こらなくなるかわりに、
堺の豪商、秀吉の側近、家康とその武将たちが入り乱れる
政治的な駆け引きの場面が多くなってくる。

そんな中、心に残った場面は家康が最期の迫った側室お愛の方を
見舞う場面である。
桜のように、植物のように、黙って家康に仕えてきたというお愛の方は
最後に家康にこう言い残す。
「神仏を偽っては栄えはありません」
この言葉がなぜか重く心に響いた。