Csi: Complete Third Season [DVD] [Import]
価格: ¥1,907
いまや視聴率トップのTVドラマとして確固たる地位を築いた「CSI:Crime Scene Investigation(CSI:科学捜査班)」だが、3年めの本シリーズは、自信に満ちあふれて輝きを見せている。個々の事件はあまりにもわざとらしかったり、あまりにも安易に解決されているように見えるが、ラスベガス市警の科学捜査班で疲れを見せずに夜勤に励むチームはいつも仕事を調べ、謎を解き、顕微鏡でしか見つからないような証拠を発見しつつ、検疫済みの事件現場には自分の髪の毛や皮膚の細胞を落とすことはないらしい。現実の世界なら、キャサリン・ウィロウズの流れる金髪は彼女が集めてきた証拠を台無しにするだろうが、「CSI」の世界では悪者だけが現場に身体の一部を残すのであって、捜査官はそんなことはしないのだ。
5枚組DVDセットに収録されたシーズン3、全23話は、問題を解決する探偵たちに、以前のシーズンより実に奇妙な状況を提示している。食人、違法な映画、こびと、ドラッグレース中の死、空から落ちてくる死体、チームの見識である人物に負担をかけることになるバラバラの手足などである。どのエピソードも複数の事件を抱えていて、脚本にある特徴的なトリックによって、無関係だと思われる殺人があとで関係があると分かることもある(逆もまた真なりで、「流血のストリート:原題Blood Lust」のように、交通事故死だと思われた被害者が実は交通事故に遭わなくても死んでいたはずで、事故を起こした運転手が怒り狂った暴徒の手で殺されてしまうほうがもっと悲劇的だというエピソードもある)。本物の科学捜査法、製作総指揮したジェリー・ブラッカイマーの見事な価値観、現代版シャーロック・ホームズというべきウィリアム・ピーターセン率いるすばらしいキャストによって、シリーズ3は今までになく観ないではいられないシリーズになっている。(Mark Walker, Amazon.com)