セクハラ事件の解決編
★★★★★
前巻で大野事務所を尋ねてきた女性の依頼者を、主人公・田村が、ほとんど話しを聞かないまま、いい加減に解決してしまったセクハラ事件の続きです。
本来相談を受け付けるはずだった女行政書士・住吉が依頼者を本当に救うべく、大奮闘します。
もともと、田村を上回る能力を持っていそうな住吉ですから、鋭い切り込みで説得力が強く、読み応えがあります。
さらに、当巻は、その住吉と田村の対決も入ってきますから、見応えも抜群!
依頼者は、セクハラを受け、会社環境で悩んで、とうとう忍傷沙汰を起こすまで追い込まれます。
でも、そこまでの経過がとてもリアル。すごく共感できます。
男の僕でも、理解できます。
セクハラって真剣な対応が必要だと痛感します。
また、その時の会社の対応も細心の注意が必要だと再認識しました。
今回も、最後まで一気に読み通す引き込まれ方で、買ってよかったです。