【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:浅野 いにお 著 出版社名:小学館 シリーズ名:ヤングサンデーコミックス 発行年月:2007年12月 関連キーワード:オヤスミ プンプン 2 ヤング サンデ- コミツクス 45362-59 おやすみ ぷんぷん 2 やんぐ さんで- こみつくす 45362-59、 シヨウガクカン 3068 しようがくかん 3068、 シヨウガクカン 3068 しようがくかん 3068 父が蒸発、母は入院。残された少年の名前は「プンプン」。或る街に住む「フツーの」少年の、波瀾万丈の人生をおった成長の物語…。まったく新しい表現法で描かれる、衝撃のシュール×リアリズム悲喜劇!! “18時に市民ホールで待ちあわせ”。プンプンは愛子とふたりっきりで鹿児島に行く約束を果たせるのか…? 夏休み。人気のない工場に、肝試しで入りこんだプンプンたち。途中、この場所に入り浸っている女子学生から「この工場の社長が焼身自殺した」と脅かされるが、彼らは死体と幽霊
こどもって哀しい。
★★★★★
こどもって、そのままで十分キラキラしてて、どこか完成された存在だと思う。
2巻を読んで、そんな風だった昔の自分を、思い出した方も多いのではないだろうか?
だって、「あのころ」を思い出すときはイイ思い出ばかり浮かんでくるからね。
…だけどこどもが哀しいのは、そのままでは生きていけないってことだ。
みんな、苦しんで苦しんで、大人になるんだよ。
久しぶりに、読んでて胸がこう…ギュッ☆となる一冊でした。
ダントツのりありてぃ
★★★★☆
※ちょっとネタバレ注意
「死にたくないです… ごめんなさい…」
「殺してください」でも「好きです」でも
「(約束を守れなくて)ごめんなさい」でもなくて
このセリフを言わせることに
究極のリアリティを感じて感動した。
この「ごめんなさい…」は、単なる約束破りへの謝罪ではない。
(証拠は4巻第43話8ページ)
約束を守れなくて情けない自分。
好きな人の望みを叶えられない無力な自分。
それでいて殺される覚悟も無い自分。
しかも気まずくなったなか、第一声に
「死にたくないです」と発してしまう自分。
そんなあれやこれやを想うと、何に対してでもなく
「ごめんなさい」って言いたい時があるのだ。
ここが『おやすみプンプン』のピーク(暫定)。
3巻以降、手無しが基本のはずのプンプンたちに
手(腕)の描写が目立ち、
リアル目も多用され、
人物の抽象化による超現実主義が薄れてきたのが気になる。
ストーリーも陳腐化しつつある。
とはいえ、とにかく、冒頭のセリフに辿り着くために
1,2巻は押さえておく価値があると思う。
盛りだくさん
★★★★☆
一部,リアルなプンプン(だよね?あれは)が登場したり,愛子の4ページぶち抜きカットがあったりと盛りだくさん。
後半では中学校編に突入。
3巻は初夏っていうから待ち遠しい。
非現実的なキャラなのに生々しい
★★★★☆
なんとも言えない世界観があります。
それでも登場人物達に親近感を覚えてしまうのは、
作者の心理描写がうまいからでしょう!
個人的にこの作者の作品では「素晴らしい世界」が
最も好きなので、それと比較すると
少しパンチが足りないかなと言う点で、
★1つマイナスとさせて頂きました。
軸のぶれない物語
★★★★★
主人公プンプンの造形が鳥ともなんともつかない微妙なものだったり、
ちょっとあぶないんじゃ・・・と思ってしまうようなキャラクターが
どんどん出てきたりと、シュールなところが目に付く本作ですが、二
巻を読んで確信したことがあります。
この物語は、プンプンという、一人(?)の人間(?)が、子供から
大人になっていく、その日々を丹念に描いたものです。
どんな奇抜なものが目に付いても、それはあくまでちりばめられた一要
素でしかなく、この漫画で一番大事なことは、プンプンが大人の世界に
感じるなにかもやもやとした気持ちだったり、自分で自分が上手くコン
トロールできない思春期特有のすがただったりするのでは、と感じます。
プンプンと愛子ちゃんの約束、お父さんとお母さん、色々なものが変化
していく二巻は、夏休みの思い出のようなノスタルジーを感じます。