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あいまいな日本の私 (岩波新書)

価格: ¥842
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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「美しい日本の私」v.s.「あいまいな日本の私」 ★★★★★
大江健三郎の文学以外の作品は、出たときには読むことがありますが、
後から読み返すことはありませんでした。

アマゾンの記事で、
「標題の「あいまいな日本の私」が、ノーベル文学書受賞の際の記念講演の標題だということ。」
「ノーベル文学賞を受賞した川端康成の「美しい日本の私」を引いていること。」
を知って、読み返す気になりました。

大江健三郎のような大作家の考えることは、私にはよく分かりませんが、
一つの立場の表明として尊重すべきものだと理解しました。

自分がそれに対して、意見を持てるようなところまで、まだ至っていません。
今さらながら奥深さを痛感 ★★★★★
表題章「あいまいな日本の私」は川端康成の「美しい日本の私」との比較において理解しなければならないため、やや難解に感じた。ただ、井伏鱒二の章「井伏さんの祈り」は(大江氏には珍しく)実に美しく簡潔な論旨で、もう一度『黒い雨』を再読しようと思い立った。特に、子どものころからの美しいイメージを生涯忘れずに生きられるか、というメッセージは、心に沁みた。
文学の果たすべき役割。 ★★★★★
この本を読んで強く感じましたのは、大江さんの小説家としての社会的責任と言いますか、文学者の果たすべき役割へのこだわりであり、強い思いです。10編の講演録が掲載されています。どれをとっても周到に練られた言葉が使用され、改めて日本語の表現の美しさを思いました。光さんのこと、広島・長崎のこと、子供の頃に受けた文学への感謝、そういったものが講演の中で繰り返し語られます。作品同様に大江さんの生真面目で奥の深い芸術性が感じられました。この講演録も大江さんの文学作品の一つとして数えられると思います。表題の「あいまいな日本の私」は、ノーベル文学書受賞の際の記念公園のタイトルですが、日本人としてはじめて受賞した川端康成の「美しい日本の私」を引いて、日本語と日本人の役割、文学の意義を語られています。10編の講演はすべて聴衆を考えての内容を備えています。講演を行うような方にはお手本になるかもしれません。
「あいまい」って?? ★★★☆☆
 1994年にノーベル文学賞を受賞した小説家:大江健三郎による講演集。国際的な講演が多いせいもあるためか、世界における日本の位置づけについて文学的視点を中心に語られている。日本・日本人の特徴として「あいまいな(ambiguous)」を指摘しているが、残念ながらその真意はよくわからなかった。

 それよりも、自身が高く評価する小説家を幾人か上げ、その素晴らしさを具体的に語っている箇所は印象的。特に井伏鱒二著「黒い雨」については非常に詳しく述べられており、今まで小説を読む機会はあまりなかった自分にとって、今後は小説もしっかり読んでいこうと思わせる内容だった。
理解できないのは読者の語学力不足に起因するのでしょうか ★☆☆☆☆
ノーベル文学賞にノミネートにされた著者には申し訳ないが、理解できませんでした。
私には不毛の書だと思い、最初の20頁でギブアップしました。
他のレビューアーの方も難解理解できないと書かれていらっしゃいますが、
ここにレビューを書けるレベルの人が読みこなせないないというのは、
読者の語学力の無さに起因しているのではなく、本の記述に問題があるのだと思います。
そもそもタイトルの「あいまいな日本の私」自体、日本語として成立しているのでしょうか。