「水」という存在の奇跡
★★★★★
全国の小学校、中学校、高等学校に寄贈された本だそうですが、大人でも十分に楽しめます。水の表面張力という性質がなければ、雨粒は丸くならないし、ボールペンで字は書けないし、アメンボは水の上を進めません。他にもいろいろある水の特質に注目して、なぜ氷の張った湖の底で魚が生きられるのか、なぜ海水の循環が起きるのかなど、水(とその性質)が地球と私たちの生活にどのように関わっているかをコミカルな絵とともに紹介しており、水という存在の大きさに改めて気付かされました。北極の氷が今年の夏にも消失してしまうかもしれないという衝撃的なニュースも流れるなか、水の大切さを改めて見直す思いでした。