穀類だけでも、うるち米、もち米、古代米、大麦、押し麦、オートミール、ひえ、あわ、きび・・・。
一緒に煮るのは、小豆などの豆類、フルーツや野菜など、植物質なものがほとんどで、本当に健康によさそうです。
さらに、おかゆに合うおかずのレシピも数点載っています。
ちょっと手間と時間はかかりますが、その価値はありますし、慣れてくると自分でいろいろアレンジしたり出来ます。本当にお勧めの一冊!
お粥の本は、デザートの特集のように鮮やかではないし、おかずの特集のように目をみはる食材がでてくるわけではない。しかし私はこの本にとても惹きつけられた。熱々のお粥からでる湯気、お粥といえど、あなどれないほどの種類の数々。焼き芋がゆや、ざくろ粥なんていうものまである。一さじすくえば優しく、そのもの本来の味がするお粥。お粥こそ、一番ぜいたくな穀物の味わいかただと思う。様々な国の料理が目白押しで入ってくるこの世の中。ちょっと舌を休めさせて、お粥で心身をゼロに戻してみては?
著書の「洋梨のおかゆ」は、ほんのり甘くて、それでいてデザートにならない微妙なすっきりさが気に入りました。