最近はこの手の本も多く、安易な問題解決がはやっている。
★★★☆☆
出版された当初は、かなり話題になり、おそらくグロービス等でもお勧めとなっていたため、読まれた方も多いと思います。最近は、いろいろな形で似たような本があるため、あまり感動的な解決ではないような気がします。結局は、QC活動をなぞっているようなものであり、経営工学を学ばれた方にとってみれば、さほど目新しい視点ではないと思います。MBAのはやりの本かもしれません。
どきどきわくわく問題解決
★★★★☆
過去の実績にしがみつき、現状変革に尻込みする幹部をけちらして、改革を進め問題を解決していくためのやり方が実践をベースに具体的に示されている素晴らしい本。問題解決に優れているということは「優れた能力と知識に相関関係関係はなく、むしろ一番の大きな違いは、とにかく良く考えていることと、そして自己責任において自分の結論(仮説)を持って前向きに実行する力を備えていることだ。P.199」と著者は言う。「「問題解決のプロフェッショナル」になるためには、自己誘導型ミサイルのように、「走りながら解決する」のが最短かつ最善なのである。p.202」「2つの思考<ゼロベース思考><仮説思考>と、2つの技術<MECE><ロジックツリー>、そして問題解決の実践的方法<ソリューション・システム>を常に使うように心がけ、・・・前向きにチャレンジする相当なポジティブ・エネルギーp.197」を持って実践すれば、事業を成功に導くことができる。<ゼロベース思考>のポイントは「・自分の狭い枠の中で否定に走らない・顧客にとっての価値考えるp.19」ことである。「モレかつダブりなしp.53」という概念である<MECE>の応用が「3C+1C」等のフレームワークによる物事のとらえ方であるが、「実行に移す段階では優先順位=メリハリをつけるp.65」ことを忘れてはならない。「問題の原因を深掘りしたり、解決策を具体化する時に、p.71」「主要課題の原因や解決策を<MECE>の考え方に基づいて、ツリー状に論理的に分解・整理する方法p.71」がロジックツリー。こうした技術とその活用が著者自身の実践事例で説明されているので、とても解りやすい。
最初に読むべきロジカルシンキングの基本書
★★★★★
12年前に出版されたとは思えないぐらい古臭さを感じさせない良書。
最近のロジカルシンキングや仕事術の本が取り上げている内容はすでにこの本に書いてある。
論理的で具体的で、まさにこの本が書いている問題解決の手法に沿って書かれたような本だ。
具体的には、問題解決の二つの思考(ゼロベース思考と仮説思考)、二つの技術(MECEとロジックツリー)、一つのプロセス(ソリューションプロセス)を前半で詳しく説明し、後半で具体例を交えながらそれらを使いながら実践的な問題解決のシミュレーションをする。
とっても分かりやすいなぁ。以前、職場の研修で問題解決手法を学ぶというのに参加したことがあったが、その中で使用したケースがこの本に書かれていた例そのままだった。講師のネタ本になってたんだなぁ。それも納得するぐらいよく出来てる本だと思う。内容的には深いんだけど、難しいことはない。自分が直面している問題解決もこの方法で取り組んでいけそうな気になった(かなり楽観的だけど...)。
とにかく、著者も言うようによく考えて、仮説を立てて、検証を繰り返すことが大事。その際にはロジックツリーやMECEで効率的に考えることも必要だ。うーん、かなり納得。
問題解決のメソッドを分かりやすく紹介
★★★★★
7年ぶりに本書を読み直した。
ビジネスの場で発生する課題を、どう合理的に解決するのか?
・ゼロベース思考
・仮説思考
・ロジックツリー
・MECE
・ソリューションシステム
という5つのツールを使ったフレームの中で、解決に到達するまでのプロセスを、コンサルティングの名手がわかりやすく解説した本。
自分の手がけてきた仕事が、果たしてこの本で教えるような合理的なプロセスを踏んできたのか、読みながら客観視してみると、昔読んだときとは違う発見があった。
再読、再々読に耐えうる名著だと思います。また7年後に読もうかな。
ロジカルシンキング入門書
★★★★★
・ロジカルシンキングの基本を身に付けたいという方にはお勧めできる本です。仕事やプライベートで起こる様々な『答えのない問題』に挑むための基本的スキルが学習できると思います。
・『ゼロベース思考』、『仮定思考』、『MECE』、『ロジカルツリー』などの基本的なフレームワークを、実例を通して学習できます。実例では仕事の例だけでなく、プライベートでの例(ダイエットなど)を使っているため、非常に読みやすいです。
・同様の書籍を何冊か読みましたが、本書は内容がコンパクトにまとまっており、量もそれほど多くないので読みやすいと思います。