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中村天風と植芝盛平 氣の確立

価格: ¥1,728
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東洋経済新報社
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体験をそのまま語ることの大切さ ★★★★★
藤平氏はまっすぐな人だ。

それは文面からも十分伝わってくる。

生き方も然り。

一本筋が通っている。

例えば、本文中に中村天風氏から植芝氏のところから

師匠代えを何度も勧められるくだりがある。

人情としては誰もがそうしたく、また大半は移られるとのでは?

(植芝氏の藤平氏に対する態度、陰で悪口を吹聴するなど

話半分としても、ひどかったからである。)

また息子さんにしっかりとバトンタッチをしてから潔く合気会を

立つ鳥跡を濁さず去るところも、清々しい気持ちになった。

肝心の本の内容だが、

藤平氏は一点主義で「シンプル」に大切な点のみを伝えることに

徹している。(植芝氏はリラックスの達人。天風氏は心が体を動かす伝道者など。)

だから、美辞麗句の類は一切登場しないし、

また机上の空論でけむに巻くこともない。

表面的に読むと味気なく感じるかもしれないが

その奥にはとてつもなく深い世界が待っている。

そして、藤平氏の教えや影響により王氏や千代の富士氏が輝かしい実績を

残された。これに勝る証拠はないのではないか。
シンプルだけど深い意味を持つ3つの智慧 ★★★★★
中村天風の心身統一道か、植芝盛平の合氣道に興味のある人にお勧めの一冊です。

両氏の高弟であった著者が語る、両氏のすごさと、その本質が多くの実話を交えて、
率直に語られています。

中村天風の教えの本質は「心が身体を動かす」こと、植芝盛平の教えの本質は
「完全に力を抜くこと」と語られています。そして、両氏の教えの本質のさらに
本質は「天地自然に素直に生きること」だと語られています。

言葉としては理解しやすいけれど、その意味はとても深いこれらの智慧。
著者の創設した心身統一合氣道をを学び、これらの智慧をぜひ体得したいと思います。
もとをたどるほん ★★★★★
立ち読みしてみたら、読めばかえって藤平さんにも植芝さんにも天風さんにも疑いがなくなるような、いい本のようだったので、買って読みました。藤平さんの他の本と比べても、いつもと同じようなテーマについてもちょっと切り口が違って、そもそもなんでこの原則(心身統一の四大原則)で藤平さんが教えているのかということが書き起こされていて、すごく正直な内容に思います。まあ藤平さんが吉祥丸さん以降の合気道に対してからいのは仕方ないと思いますけど、吉祥丸さんの遺された本にもいいのはあり、改訂版「植芝盛平伝」ですが、それほどまずい誇張も、人の気に合わすという解釈もしておらず、むしろ藤平さんの言うことにも直結してくるような盛平さんのエッセンスを伝えようとしているいい本だと思いますので、吉祥丸さんに対する食わず嫌いも勿体ないと思います。
タブーを破り明かされた真実 ★★★★★
天風さんも盛平さんも、あまりに神格化され、どの本も似たような内容ばかりだと思っていた。
その点、この本は、両師の最高弟である著者が、実像を淡々と語っており、目からウロコが落ちる思いがした。

天風さんのクンバカや、合気道がいかに誤って伝えられてしまったかが、よく分かる。天風会や、合気会の人たちにとっては、認めたくない事実であり、反発する気持ちもよく分かる。しかし、この本は事実関係を極めて正直に書いており、著者・藤平の実績からいっても、嘘偽り無いもの確信できる。

偉人をカリスマ化して真実をごまかし、自分自身の価値を上げようとしているような“自称”弟子たちにも素直に読んでいただきたい。
少なくても、これまでの本では分からなかった、呼吸法、氣の出し方の!コ!ツが、「そういうことっだったのか」とよくわかり役に立つと思う。

なぜか底が浅い? ★★☆☆☆
私は、中村天風と植芝盛平が好きで、この本を買ったのですが、読んで、なにか嫌な感じになりました。恋人をけなされた感じです。本の内容が、なぜか底が浅いんです。藤平さんの本は何冊か読みましたが、いつも同じ内容で、なにか底が浅い。そんな気がするのです。ですから、もう一度読みたくならないのです。それに較べ、中村天風の本は、何度も読み返したくなり、そのつど、励まされる。特に悩んだ時など、読み返すと、必ず元気が出てくる。それが藤平氏の本は読み返そうという気にならないんです。合気道十段、中村天風と植芝盛平、両氏に認められた藤平氏、もっとひとの魂を揺さぶるような本が書けると怡うのですが、なぜか、妙に底が浅い。機会があれが一度本人にお会いし、その辺りを自分で納得したいです。生意気ですが、率直な感想です。